NTTドコモの参入でiPhone人気が盛り上がった陰で薄れゆく優位性

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2013年もあとわずか、今年もスマートフォン(スマホ)の話題が大きく注目を集めた一年でした。そこで、今年のスマホの話題を振り返ってみましょう。
今回は、日本をはじめ世界でも人気の高いiPhoneです。

2013年は、iPhoneにとっても日本のスマホ市場にとっても大きな変化があった一年になりました。


○アクティブな攻めでiPhone人気をさらに押し上げた
フラットデザインや完全なマルチタスクなど機能強化に対応した新OS「iOS 7」を発表。新OSと64bitプロセッサなどを搭載したiPhone 5sと5色カラーのiPhone 5cの2機種が同時販売されました。iPhone 5sは、iOS初となる指紋認証、64bitプロセッサのA7を採用、ゴールド、シルバー、スペースグレイの3つのカラーを用意。iPhone 5cでは5色のカラーバリエーションと、これまでのアップルにはなかった攻めの展開がなされました。

日本においても、ソフトバンクモバイル、auに続き、国内最大の契約者数を保持するNTTドコモがついにiPhoneの取り扱いを開始するなど、国内外ともに発売後3日間の出荷数で過去最高と好調なセールスを記録しました。

また、秋には、軽量薄型を実現したiPad Air、高解像度化したiPad mini Retinaも発売するなどアクティブに攻めた一年と言えます。


○成功の陰で不安材料も表面化
積極的な展開の中、課題や懸念点も表面化しています。iPhone 5sの販売は好調でしたが、iPhone 5cの販売数がアップルの予想より伸び悩んだことや、新製品発表の直後でアップル株の下落なども発生し、これまで堅調だった躍進に歯止めがかかった印象を持たれるなど、アップルの一人勝ちといった状況にも変化が現れています。

iOS 7は正式公開前こそネガティブな意見も多くありましたが、公開後はユーザーにも好意的に受け入れられ、OSバージョンのシェアでも約70%に届くなど順調に移行が進んでいるようです。

その一方でハードウェア面では、いち早くiPhone 5sや新iPadシリーズに採用した64ビットA7プロセッサが評価されていますが、完全なマルチタスク動作やアニメーション壁紙などのiOS7の新機能を活かしきるには、まだバッテリーやメモリ(RAM)が不十分といった面が課題として残されています。


○来年はさらに苦しい?iPhone事情
2013年、国内はもとより世界でもiPhoneの人気はさらに高まった印象ですが、低価格な端末の成功で世界のスマホシェアでトップを獲得したAndroidへの強力な対抗策は示されていません。

またリストバンド型やウォッチ型などのスマートガジェット分野に対するアプローチも2013年には発表がなく、来年以降に持ち越されています。

世界中から多数の企業が参入し急速な成長をみせるAndroidに対し、アップルのみが提供するiPhoneが市場での優位性を獲得していくことは、今後厳しくなるものと予想されます。

2007年の発売以来、先見性と独自性でトップを駆け抜けたiPhoneにとって、2014年は今年以上に正念場になりそうです。


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