「中古の戸建てを買いたいけれど、見えないところで家が傷んでいないか心配…」 「内見に行ったとき、素人でも家の状態を見抜く方法はあるの?」
中古戸建ての購入を検討する際、一番の不安は「建物のコンディション」ではないでしょうか。
実は、家を物理的にダメにしてしまう最大の要因は「水」です。雨漏りや水漏れといった「水のリスク」に気づかず買ってしまうと、後から甚大な被害と修繕費用が発生することも。
今回は、建築士・ホームインスペクターである、さくら事務所取締役の田村啓さんが教える「内見時に注意すべき水のリスク(雨漏り・水漏れ・湿気)」の見抜き方を分かりやすく解説します!

■ 1. 「雨漏り」のサインは上を見上げろ!
家を傷める原因の筆頭である「雨漏り」。内見時には、とにかく「上を見る」ことがポイントです。
・雨染みやカビを探す 雨漏りの初期症状は「シミ」や「カビ」として表れます。特に注意して見上げるべきは、「ベランダの裏側」「軒(屋根が外壁から飛び出している部分)の裏側」「和室の天井の角」「外壁側と室内の境目」です。
・シミがある=何らかのサイン シミが薄かったり、まだシミになっていない雨漏りもあったりするため、100%見抜けるわけではありません。しかし、「シミがあるということは、何らかの異常を知らせるサイン」であることは間違いありません。見落とさないように部屋の隅々、そして家の外周もぐるっと回って上を見上げてみましょう。

■ 2. 「水漏れ」は床下だけでなく水回りの下も注意
水漏れと聞くと「床下の配管」をイメージしがちですが、実は「上からの水漏れ」にも警戒が必要です。
・2階の水回りの「真下」をチェック 最近は2階にキッチンやお風呂などの水回りがある間取りが増えています。そのため、配管の劣化などで「2階から1階への水漏れ」が起きるケースも。内見時は、水回りの真下にあたる部屋の天井にシミやカビがないかチェックしましょう。
・床下点検口を開けてみる 可能であれば、床下収納などの点検口を開けてみましょう。(無理に潜る必要はありません)カビ臭くないか、極端に湿気を感じないか、覗ける範囲で異常がないかを確認するだけでも、水漏れのサインに気づけることがあります。

■ 3. 「異常な湿気」は家を腐らせる危険信号
雨漏りや水漏れがなくても、「異常な湿気」自体が家にとって大きなダメージとなります。
・湿気が招く「菌」と「シロアリ」の恐怖 湿度が高い状態が続くと、木材を腐らせる「腐朽菌」が活発になり、家を支える木材がボロボロになってしまいます。さらに、湿った木材が大好物な「シロアリ」を呼び寄せる原因にもなり、建物の寿命を一気に縮めてしまいます。
・空き家ならではの湿気にも注意 内見時に「なんとなくジメジメする」「カビ臭い」と感じたら要注意です。ただし、売主が退去済みの「空き家」の場合、単に換気不足で湿気が溜まっているだけのケースもあります。原因が何であれ、極端な湿気は家にとってマイナスであることには変わりありません。

■ まとめ
・雨漏りのサインを見逃さない: ベランダや軒の裏、部屋の角などを上を見上げて「雨染み・カビ」がないかチェックしましょう。
・水漏れは上下で確認: 床下の異常な湿気やカビ臭さに加え、2階水回りの「真下の部屋の天井」にシミがないかも確認しましょう。
・異常な湿気は家を壊す: 高すぎる湿度は木材を腐らせる菌やシロアリを呼び寄せ、建物の寿命を大きく縮めます。
今回ご紹介したポイントは、内見時に意識したい大切なサインです。
ただ、薄いシミや壁の裏側で静かに進行する水漏れなど、素人の目視だけで「見えない水のリスク」を完全に見抜くのは困難です。
「これって雨漏り?」「カビ臭いけど大丈夫かな…」と少しでも不安を感じたら、株式会社さくら事務所のようなプロのホームインスペクターにお家の健康診断を頼んでみるのがおすすめ。
購入前にプロの目でリスクをしっかり見極めておくことが、マイホームを水の被害から守り、安心して長く暮らせる住まいを手に入れる可能性をぐっと広げてくれるはずです。

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個人向け不動産コンサルティング会社「株式会社さくら事務所」 ◆株式会社さくら事務所 さくら事務所は「人と不動産のより幸せな関係を追求し、豊かで美しい社会を次世代に手渡すこと」を目的として、創業者・現会長の長嶋修が設立した、中立・公正な業界初の個人向け総合不動産コンサルティングサービス企業です。