26日、フジテレビ「すぽると!」では「二刀流ルーキー 大谷翔平 手応えと課題を得た1年」と題し、北海道日本ハムファイターズで二刀流(投手&野手)に挑戦した大谷のインタビューを放送した。

インタビューの冒頭、シーズン中の毎試合後、同番組の放送開始時刻である“23時55分に何をしていたか?”と訊かれた大谷は「まずご飯かお風呂かな」とポツリ。「テレビはシーズン中は見なかったです」と続けたが、この回答にフジテレビ・西岡孝洋アナは「あんなに取り上げたのに見て頂いていないと?衝撃発言ですけど」と苦笑い。西岡アナは試合後の選手に“放送を見ろ”と言わんばかりに厚かましい質問を返すもインタビューは本題へ。

まず、二刀流による疲労について、「ピッチャーは試合が終われば投げた後は疲れますし、バッターよりも疲れるんじゃないかと思います。片方をやったことがないので、どうも言えないですけど、144試合を戦ったことがなかったので一日一日なんとか頑張りたいという思いでやってました」という大谷はバッター、ピッチャー、それぞれの視点からシーズンを振り返った。

バッター視点では、プロの投球を「ストレートや変化球でもそれぞれ一つや二つ全然違うので。質も違いますし、精度も全然違う」、「最初の方はストレートも多かったですし、ストレートをしっかり打っていこうと思っていたので、それがたまたまヒットに繋がってくれていたのかなという部分と、考えれば考えるほど変な方向にいっちゃったり、自分で崩れることもありますし、ピッチャーに崩されることもあったので難しいなとは思いました。純粋な力の差、技量の差はすごく感じた」と話した大谷は、ピッチャー視点でも「最初はストレートとカーブとスライダーでいこうって決めていたので、その3種類でいってましたし、途中でフォークとか入れ始めていってたんですけど基本はストレートなので、疲れてきた時のストレートは打たれるなと感じた。逆にしっかりと自信を持って(投げて)指にかかったボールはファールになってくれたり」などと冷静に分析する。

また、来シーズンに向けて「来年は15勝したいなというのは、コーチともそうですし最高の目標として立てている。(バッターとしては)今年は前半3割を打っていたので。後半落ちちゃったのでそこが調整の差というか、なくしていければいいかなと思いますし、まだまだ技術的にも足りないところがあるので、それを踏まえて3割しっかり打てれば、もっと変わってくるのかなと思います」と語り“15勝+3割”という大きな目標を掲げた。