経済同友会が四半期ごとに経営者を対象に実施している景気定点観測アンケート調査結果によると、2013年度後半も景気が拡大すると見込んでいる経営者が9割を超えていることが分かった。

　9月の調査結果によると、景気の現状を「拡大」（5.9％）、「緩やかに拡大」（82.6％）と、経営者の9割近くが景気は拡大していると判断している。
　
　2013年度後半（13年10月〜14年3月）の見通しについては、「拡大」（14.7％）、「緩やかに拡大」（78.0％）となっており、今後も景気が拡大すると見込んでいる経営者が9割を超えている。

　景気が拡大すると判断している理由（複数回答）では、「個人消費の増加」（57.7％）を挙げる経営者が最も多く、次いで「設備投資の増加」（38.1％）、「政府支出の増加」（31.2％）となっている。

　雇用人員が「過剰」と回答した経営者の割合から「不足」と回答した経営者の割合を差し引いた値は5四半期連続でマイナスとなり、人員不足が続いている。

　特に非製造業では「不足」と回答した経営者の割合が、2四半期連続で2割を超えた。製造業、非製造業ともに、技術者・専門技能者が大幅に不足している。

　調査は9月4日〜9月13日に実施し、経済同友会会員ら219人の経営者から回答を得た。

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