俳優業からの引退が報じられたジャック・ニコルソン

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 映画『シャイニング 』『イージー・ライダー』などで知られる俳優のジャック・ニコルソンが、76歳にして役者業から引退したと報じられた。


 50年以上のキャリアを誇る名優が、公式声明もなしに引退したとRadarOnline.comが報じている。ハリウッドの業界関係者は同サイトに「ジャックは引退しました。ファンファーレもなしにね。理由は単純で、記憶障害です。率直に言って、ジャックは記憶力に問題を抱えています。自分の番がまわってきても、セリフが出てこないんです。彼に以前のような記憶力はありません」と語ったという。


 ジャックはその役者人生において、アカデミー賞に12回ノミネートされ、『カッコーの巣の上で』『恋愛小説家』で主演男優賞、『愛と追憶の日々』で助演男優賞を獲得。また1989年公開の『バットマン』では、悪役ジョーカーを演じて強烈な印象を残し、「特にジョーカー役でのパフォーマンスを誇りに思っている。一種のポップアートだと考えているよ」と語っている。


 現在のところジャックの役者としての最後の出演作は、リース・ウィザースプーンやオーウェン・ウィルソンが出演した『幸せの始まりは』となる。(BANG Media International)