181センチの中学2年生の幼なじみ少女と付き合うことになりました……背は大きいけれど、二人の恋は等身大。思春期いっぱいの『富士山さんは思春期』ほか、『花もて語れ』、『放浪息子』、『I【アイ】』など今週発売!

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今週発売のコミックスを紹介!

まず、今週のイチオシ作品は『富士山さんは思春期』2巻。
背がとても大きくて笑われることすらある少女・富士山さん。中2にして181センチ。でかい。
でもコンプレックスに思っておらず、おっとりしていて、気は優しくて、とてもいい子。幼なじみの上場は、スイッチが入ります。俺、彼女のこと好きだ!
背が大きな彼女との、至って普通の、そしてキュンキュンするような中学生の初めてのおつきあい。かぼちゃワイン的なでこぼこさですが、精一杯に思春期する様子が眩しくてたまらない作品です。
なにより、背の大きい子萌えに目覚めるよ、マジで。

朗読を漫画力フル活用で描く『花もて語れ』9巻は、8巻までの朗読対決編が終わって、ヒロインハナと満里子が同居生活をするところからはじまります。
といってももちろんただの生活コメディではなく、朗読シーンは渾身の出来。
今回の題材になるのは、火野葦平の『皿』。是非発売前に読んで予習しておいてみましょう。

『無邪気の楽園』4巻も発売。ロリコンじゃなかったはずなのに目覚めてしまう人続出の問題作。
大人だった主人公が、心だけ大人のまま子供の世界に逆戻りしてしまうこの作品。アリそうでなさそうな、なさそうでありそうな無防備なエロスシチュエーションてんこ盛り。
っていっても子供の頃はそれがエロいって思わなかったんだよなあ。ああ、過去に戻って脳に焼き付けたい。そんな気持ちを再現してくれるエロティックファンタジーです。

神様を探すいがらしみきおの『I【アイ】』3巻も発売。最終巻です。
人の魂を乗り移らせることのできるイサオ、なんで生きているんだろうという雅彦。二人は高校入試の日、神様のような存在トモイを探す旅に出ます。しかしイサオは捕まってしまい、雅彦はにんげん農場へ……。かつて『ぼのぼの』を描いた作者の、神への追求の物語。
東日本大震災もまじえられ、「神様」とはなにかが、しっかり描かれます。

その他今週発売のコミックス。
『放浪息子』15、『しままん』1、『まんがサイエンス』14、『やさしいセカイのつくりかた』4、『黒執事』17、『はるみねーしょん』4、『森田さんは無口』7、『描かないマンガ家』5、『バター猫のパラドクス』2、『マコちゃん絵日記』6、『キーチVS』11、『菜々子さん的な日常DASH!!』2、『ミル』6、『あめのちはれ』7など。


(たまごまご)