80年代に日本進出した韓国女性歌手「利用され傷ついただけだった」

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韓国女性歌手のキム・ワンソンが、1988年に日本でデビューしていたことを明かし、その時に経験したエピソードを語った。80年代は韓流ブームが起こるはるか昔。今のようなK-POPに対する好意的な反応もなく、辛いことばかりだったという。

17日にKBS放送2TVで放送されたバラエティー番組の「ダンシングクイーン」特集で、キム・ワンソンは女性歌手ペク・ジヨン、少女時代(ユナ、ユリ、ティファニー、ヒョヨン)とゲスト出演した。

司会者にデビューした年について聞かれたキムは、1986年にデビューし、日本には88年に進出したと答えた。しかし当時、日本では韓流ブームなど巻き起こっておらず、音楽業界も今とは状況が全く違ったという。

キムは「日本の音楽会社は、日本人歌手を売るための道具として韓国歌手を利用していた」と発言。「ある日、レコーディングをしていたら私のダンスが見たいといって見に来た人がいた。その後、日本人歌手が私のダンスを取り入れ、米国でプロモーションビデオを撮影していた」と日本での衝撃的な出来事を暴露した。「だからプロモーションをしないで韓国に帰ってきた。傷ついただけだった」とも話し、当時日本では外国人が成功することはとても難しかったのだと回想した。

一方、少女時代は日韓両国で活動し大きな成功をおさめている。番組に出演した少女時代のメンバーは、「自分は1989年に生まれ、デビューしたのは2007年だ」と述べ、時代の違いを感じさせた。

参照:京仁日報
参照:マイデイリー

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