2012 MMAベスト一本をピックアップ
■9月14日@RFC09
＜RFCライト級王座決定T準々決勝／5分×3R＞
久米鷹介×キム・チャンヒョン=リアネイキドチョーク
韓国ケージ大会のライト級王座決定Tに出場した久米が、アームバー・キムことキム・チェンヒョンと対戦。金網際の攻防後、中央で打撃戦になり右クロスでダウンを奪う。すかさずバックに回り込んでリアネイキドチョークを極めた久米、古巣・修斗的な流れの一本勝ちだった。
＜ウェルター級／5分×3R＞
ジャスティン・エドワーズ×ジョシュ・ニアー=ギロチンチョーク
パンチの連打で間合いを支配したエドワーズがテイクダウンを狙い組みつく。ニアーは姿勢を崩したが、態勢を入れ替えるためにテイクダウン狙いへ。ここにギロチンを合せたエドワーズがニアーを失神に追い込み一本勝ちに。下ならない現代MMAの特性に合った極めだった。
■8月4日@UFC FOX04
＜フェザー級／5分×3R＞
ハニ・ヤヒーラ×ジョシュ・グリスピ=ノースサウスチョーク
グリスピの蹴り足を掴んでテイクダウンに成功したヤヒーラ。グリスピはヤヒーラのパスのプレッシャーに腰を押していくが、顔面ががら空きになりパウンドを受ける。パスに成功したヤヒーラが、そのまま上四方に回り得意のノースサウスチョークへ。盤石の一本勝ちとなった。
■7月21日@Invicta FC 02
＜女子バンタム級／5分×3R＞
サラ・デレリオ×ヴァネッサ・ポルト=リバーストライアングル
打撃戦から倒されたデレリオ。腕十字を狙うとポルトはデレリオと自らの位置関係が並行になるように腰をずらしていく。ここでヒジを曲げて胸を合せていけば、十字から逃れることができたが、デレリオは、その動きの隙をついて後ろ三角へ。非常に珍しいフィニッシュとなった。
■10月13日@UFC153
＜ヘビー級／5分×3R＞
ミノタウロ・ノゲイラ×デイブ・ハーマン=腕十字
試合前からブラジリアン柔術の有効性に対し、否定的な発言を繰り返したハーマンに対し、ミノタウロは徹底してグラウンドでの極めに拘った。結果、予想以上の防御能力を見せたハーマンをしっかりと極め、「彼は柔術の練習をしている」と最高の一言で試合を締めた。
■8月18日@Strikeforce
＜女子バンタム級／5分×3R＞
ミーシャ・テイト×ジュリー・ケッジー=腕十字
ケッジーのエルボーに劣勢を強いられたテイトは、テイクダウンを潰されてパンチを受ける。さらにハイキックでダウンを喫し、万事休すと思われたところで逆転の腕十字へ。5カ月前にロンダ・ロウジーに敗れた腕十字で復活Vを上げたテイト、女っぷりの良さを見せつけた。
