22歳の新鋭=田中路教は2月にPXC暫定バンタム級王座に挑むことが決定している

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Strikeforceの活動停止、ベラトールMMAのSpikeでの中継が始まる2013年を迎え、MMAPLANETではアジアの台頭など新たな時代を迎えた2012年を振り返る、下半期ベストファイトをピックアップ。

まずはASIAN MMAベストバウト6試合から!日本に追いつき追い越せ、そして日本人の意地と新たなる挑戦が見られたアジア太平洋地区の戦いとは?


■10月6日@OFC06
<バンタム級T準々決勝/5分×3R>
上田将勝×ソン・ミンジュン

4月にベラトール・バンタム級トーナメントに出場も、まさかの初戦敗退を喫し引退も噂された上田が、アジア=ONE FCで復活を期した一戦。ミドルをきかせ、パウンドを許さないローシングルで想像以上に手強かったソン・ミンジュンを攻略した。

■8月31日@OFC05
<フェザー級/5分×3R>
エリック・ケリー×ジェンス・パルヴァー

フィリピンMMA界のトップから、クアラルンプールに拠点を移しOFCで台頭してきたエリック・ケリー。フィリピン流キック=ヤウヤン、ボクシング、散打の経験者は、アジアを現役最後の地に選んだパルヴァーに左ミドルを効かせ、パンチの連打でKO勝ちを収めた。

■12月1日@URCC22
<フェザー級(150ポンド)/10分×2R+5RExR>
エリック・ケリー×ブラッド・テリー

フィリピンMMA界の老舗URCCの10周年記念イベントに出場したケリーだが、5ポンド重い契約体重とさらにリカバリーにより大きくなったテリーの打撃+パウンドに苦しめられた。顔面を大きく腫らしながら、腕十字で一本勝ちに母国のファンは絶叫した。

■11月17日@PXC34
<バンタム級/5分×3R>
田中路教×ラッセル・ドゥワン

キャリア6戦目、22歳で海外=アジアのケージ+ヒジ有りの試合を選択した田中。テイクダウンに絶対的な強さを見せるドゥワンを相手に、田中は序盤にパンチを被弾した以外は危なげない試合展開を見せる。結果、一度としてテイクダウンされることなく一本勝ちした。

■8月24日@LFC10
<LFCフェザー級選手権試合/5分×3R>
川那子祐輔×ロブ・リシタ

3月にLFC王座を獲得した川那子の初防衛戦、挑戦者ロブ・リシタはフィジカルが強い豪州のグラップラー。そのリシタのテイクダウン狙いにヒザ蹴りを幾度となく合わせ、スプロールからトップを奪取して鉄槌を落すなど、川那子は全局面で強さ見せつけた。

■8月24日@LFC10
<ライト級/5分×3R>
粕谷優介×ジェクエス・マースターズ

ニュージーランドのナチュラル・パンチャー=マースターズのパンチのプレッシャーで苦戦を強いられた粕谷だったが、左ミドルで突破口を開く。動きが止ったマースターズにギロチンから三角絞め、最後は腕十字で一本勝ちしLFC初勝利を挙げた。