22日(土・現地時間)、ONE FCより2月2日(土・同)にマレーシアの首都クアラルンプールのプトラ屋内競技場で行われるOFC07「Return of Warriors」のラインナップが改めて正式発表された。

メインはOFC初代フェザー級王座決定戦、ホノリオ・バナリオ×エリック・ケリーというフィリピン勢同士の対戦となる。とはいっても、ケリーは現在、クアラルンプールのムエフィットに所属しており、ある意味ホームにラカイMMAのバナリオを迎えることになる。そのケリー、12月1日のURCC10周年記念大会でブラッド・テリーを相手に逆転の腕十字で辛くも逆転勝利を挙げたものの、試合後は大きく顔面を腫らしており、タイトルショットまで2カ月間の調整にどれだけ影響が出たかが気になるところだ。

そのURCCマニラ大会では、ラカイMMAの雄でOFCライト級戦線のキーパーソンでもあったエドゥアルド・フォラヤンを下したローウェンズ・タイナネスが、RFCライト級王座決定トーナメント準決勝でナム・ウィチョルに判定負けを喫したものの、MMAファイターとして脅威の成長を見せつけたヴィシール・コロッサと対戦する。香港在住の南アフリカ人ファイターのコロッサの打撃が、アジアンMMAに不足しているテイクダウンで強さを見せるタイナネスを如何に攻略するか。同級王者が朴光哲ということを踏まえてみると、さらに興味深くなる。

元修斗世界バンタム級(※60キロ)王者のBJは、フライ級ナンバーワン・コンテンダーファイトという名目で、ラカイMMAのレイ・ドーヨーゲンと対戦する。ここをクリアすればタイ在住の米国人アンドリュー・レオン、マレーシアのトルクメニスタン人ファイター=アラムラット・カラエフ、イヴォルブMMAのブラジル人アレックス・シウバ、そのシウバを破ったドーヨーゲンの同門ガジェ・エウスタキーオらがBJのライバルになるだろうが、まずはサイドキック+首投げのドーヨーゲンの荒い左右のフックに気をつけたい。

また、10月に3試合が消化されているOFCバンタム級挑戦者決定トーナメント、最後の1試合はベトナム系豪州人タン・ブーとライアン・ディアズが対戦することとなった。来日経験もあるディアズは、現在プーケットのタイガー・ムエタイMMAを拠点としており、かつての師マット・ヒュームが副社長に就任しているOFCで復活をかける。なおローカル・スターでグレゴー・グレイシーを破っているアダム・カユーンはLFCとの争奪戦に勝利したようで、今大会での出場が決まっている。