20日(木・現地時間)、UFCより2月23日(土・同)にカリフォルニア州アナハイムのホンダ・センターで開催されるUFC157「Rousey vs Carmouche」の追加カードが発表された。

まず、活動停止が決定的となったStrikeforceからロビー・ローラーが8年4カ月振りにUFC復帰を果たし、ジョシュ・コスチェックとウェルター級で対戦する。02年10月に20歳でUFCデビューを果たし、その強力なパンチ力で注目されていたローラーは、3連勝のあと負傷でピート・スプラットに敗れ、その後はクリス・ライトルに勝利こそ収めたがニック・ディアズにTKO負け、さらにミドル級に転向して故エヴァン・ターナーに敗れ、04年10月にUFCを離れた。

これは決してローラーの実力が不足しているということではなく、ハワイのICON SPORTでUFC以上の条件を用意されたことが大きな理由だ。その後もエリートXCからストライクフォースで活躍し、Iconミドル級、EXC世界ミドル級王座を獲得、ストライクフォースでも同級世界王座に挑戦経験がある。

UFC復帰戦は8年10カ月ぶりのウェルター級での試合となるローラーは、メルビン・マヌーフ戦で見せた大逆転TKO勝ちなど打撃戦での気合の入り方と、グラウンドでの淡泊な戦いがまさに対照的なファイター。それだけに、コスチェックがテイクダウンから削った時に、彼が削り合い上等のUFCで生き残ることができるかどうか――真価が問われるところになる。

また、フェザー級のチャド・メンデス×マニー・ガンバーリャン=UFC流の表現でいえばレスリング×柔道対決と、デニス・ベルムデス×マット・グライス戦も今回、口頭合意として発表された。
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