14日(金・現地時間)に豪州クイーンズランド州ゴールドコーストのゴールドコースト・コンベンションセンターではUFC on FX06「Sotiropoulos vs. Pearson」が開かれる。

今大会は豪州版TUF「AUS vs UK-Smashes」のファイナルがウェルター級とライト級で行われる。1882年の初戦以来、豪州とイングランドの間で繰り広げられるクリケットの豪・英テストマッチ=ジ・アッシズ(The Ashes)にあやかり名付けられた今回のザ・スマッシズ。

本家クリケットでは130年の歴史で(※昨年末までに)豪州の123勝、インクランドの100勝、87分という結果が残っている。対して、ザ・スマッシズの方は正確にイングランドではなく大英帝国チームが参戦し、それぞれの階級で4名が出場した。

日本ではほぼ名前の知られていないファイターばかりだが、ウェルター級では初戦を豪州が3勝1敗としながらも、マニー・ロドリゲスが準決勝で計量に失敗。豪州勢として唯一初戦敗退を喫していた修斗に来日経験のあるザビアー・ルカスが代役出場し、豪州対決でロバート・ワイッタカーにTKO負けを喫している。

一方のライト級は豪州勢が初戦で全敗、マイク・ウィルキンソンの負傷で、リッチー・ヴァクリクがここも代役出場となったが、彼もまたコリン・フレッチャーに一本負けを喫し、決勝はフレッチャーとノーマン・パークのチームUK対決となった。

シリーズ出場者の中からは計量失敗のロドリゲスと、負傷したウィルキンソンというトーナメントで負けてはいない2人組と、ウェルター&ライト級準決勝敗退の組のベン・アロウェイ&ブレンダン・ラフネンが出場。ウィルキンソンとラフネン、ロドリゲスはアロウェイとスマッシズ対決を行なう。

日本では本当に通の通でも名前が通らないのではないかと思われるTUF豪州版の卒業生対決、ウィルキンソンが所属するアザートン・サブミッション・レスリングの所在地がウィガン、そうランカシャーレスリング継承の地というのは気になるところだ……。