ネットショップを立ち上げる人は、どの決済方法を導入するか悩むことが多い。
ショップオーナーにとってはクレジットカードが一番確実だが、審査も厳しく手数料も高額である。そこでコンビニ決済先払いや代引きを選択することが多い。
ところで、この代引きという方法は普及率は高いが、購入者にはあまり好まれていないようなのだ。その理由についてネットプロテクションズがアンケート調査で明らかにした。

調査名称は「インターネットショッピングに関する動向調査2010」である。
過去3ヶ月以内にインターネットショッピングを利用した20代〜50代以上2064名の男女を対象に、インターネットで調査された。

代引きが選ばれない理由は、次のような結果になった。

「手数料が315円と高い」が27%で第1位、「配達に合わせて現金を用意しておくのが面倒」が25%で第2位、「配達時間に合わせて自宅で待つのが面倒」が23%で第3位、「不在時に、家族や恋人に支払いを頼むのに気後れする」が11%である。

さらに、「インターネットショッピングで、もっとも利用したいと思う支払い方法は?」と尋ねたところ、代引きは11.1%、後払いは実に22.2%の人が希望していて、代引きと比較すると後払いは2倍も希望されている支払い方法であるという結果となった。

購入者の希望としては、きちんと商品を見て納得してから支払いをしたいということのようである。

しかし、ショップオーナーとしては、後払いを導入したときには、代金未払い回収という新たな手間が増えることになる。

忙しいビジネスマンは商品を手にすると、支払いのことをすっかり忘れてしまい、なかなか支払ってくれないことがあるからだ。

一方で、購入者が商品をショッピングカートに入れて、決済画面に進んだときに、決済手段がクレジットカードと代金引換しかないということになると、購入を止めてしまうことにもなりかねない。

ショップオーナーは、いろいろ試して見て、最適な決済手段が見つかるまで試行錯誤してみるべきであろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)

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