かつてのスケルトンケータイとはここが違う!au、iidaブランド「X-RAY」の魅力に迫る
iida新プロダクツはスケルトンボディの「X-RAY」 |
10/18(月)に都内で開催された「KDDI新商品発表会 NEW COLLECTION 2010 WINTER - 2011 SPRING」では、同社のiidaブランドで展開する新機種「X-RAY(エックスレイ)」(型番:TSX06/富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製)がお披露目された。
今から10年以上前に東芝、京セラ、カシオなどからスケルトンデザインの携帯電話やPHSが発売されていたが、今回のX-RAYはそれらと一線を画すプロダクトとなっている。単にボディを透明にしただけではないX-RAYに迫ってみる。
X-RAYのプロダクトデザインを手掛けたのは吉岡徳仁氏。iidaの前身となる「au design project」において、2007年3月に発売された「MEDIA SKIN」(型番:W52K/京セラ製)のデザインを手掛けたデザイナーだ。今回のX-RAYのデザインコンセプトは「携帯電話の内側をデザインする」といったものであり、内部のデザインを施し、それを見せるために外装をスケルトン仕様にした。この辺りがかつてのスケルトンケータイとは大きく異なる点といえる。
また、外装の素材はガラス繊維を添加したポリカーボネートを使用している。材料メーカーと繊維メーカーが共同開発した新素材となっており、携帯電話では初めて採用されたものだという。どの角度から見ても中身がしっかり透けて見えるかつてのスケルトンケータイとは異なり、光りの当たり方によって、内部がしっかり見えたり、うっすらとしか見えなかったりする。透明でありながら"クリアなケータイ"ではなく、カラーバリエーションもRED、BLACK、BLUEの3色が用意された。手に持った後、指紋が目立ってしまうところが非常に残念ではあるが、光沢のあるボディはとても美しい。
電光掲示板のように輝くサブディスプレイ(7×102ドットマトリクスLED)のイルミネーションも非常に特徴的だ。本体を閉じた際や充電台にセットした際、また着信などがあった際にこのイルミネーションが光って知らせてくれる。イルミネーションのカラーは赤色1色となっており、輝度、スクロールの速度、充電時の表示(点灯のON/OFF)は設定できるが、好きな文字を表示させたり、表示させる項目を設定したりはできない。また、通常の携帯電話では閉じた状態でサイドーキーを押すとサブディスプレイが点灯するが、X-RAYは本体側面にキーが搭載されていないため、イルミネーションを点灯させるには一度本体の開閉をする必要がある。
基本的な機能面は今年の夏モデルとなる「REGZA Phone T004」がベースになっているが、UI(ユーザーインターフェース)のデザインやプリセットされているコンテンツはX-RAY向けに用意された。東芝製ではお馴染みとなっている「トウシバ犬」のアプリなどは実装されていない。
また、今年の7月に発売された「LIGHT POOL」(型番:TSX05/東芝製)からiidaのプロダクトにおいて、それまでの"シンプル・使いやすい"といったローエンドモデルから、高機能化したミドル/ハイエンドモデルのラインナップ拡充となってきている。
今回のX-RAYでは1GHzの高速CPU「Snapdragon」、有効画素約808万画素CMOSカメラを搭載し、CDMAとGSMに対応したデュアルローミングの「グローバルパスポート」、「WIN HIGH SPEED」、「Bluetooth」、「ワンセグ」、「おサイフケータイ」などに対応するハイエンドモデルに仕上がっている。
機能メニュー
TV(ワンセグ)メニュー
赤外線/Bluetoothメニュー
シンプルモードといった機能は搭載されていないが、文字サイズの変更は可能。文字入力時、メール表示、EZweb表示、アドレス帳、履歴、電話番号の各項目の文字サイズが変更できる。
デザインに加え機能面でも申し分ないといってもよいほど、多くのユーザー層をターゲットにできるプロダクトとなっている。発表会翌日の19日(火)からは「KDDIデザイニングスタジオ(Kスタ)」で実機の展示がされており、また既に店頭ではモックアップ(見本)も陳列されているので、気になる方は是非チェックしてみよう。
X-RAY(TSX06) | |
---|---|
CPU | Snapdragon 1GHz |
サイズ(幅×高さ×厚さ)/重さ | 約49×110×15.7mm/約123g |
連続通話/待受時間 | 約210分/約270時間 |
ディスプレイ | 約3.0インチ フルワイドVGA TFT液晶 |
サブディスプレイ | 7×102ドットマトリクスLED |
カメラ | 有効画素数約808万画素/CMOS(AF対応、撮影ライト搭載) |
外部メモリ(推奨容量) | microSDHCカード 最大16GBまで |
カラー | RED、BLACK、BLUE |
記事執筆:2106bpm
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・X-RAY(iida)
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・TOKUJIN YOSHIOKA INC.(吉岡徳仁 公式サイト)
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