日本時間16日、ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の北朝鮮−ブラジル戦が行われ、ブラジルが2−1で北朝鮮を下した。ブラジルの圧倒的な勝利を予想する声が多いなかで見せた北朝鮮の健闘に、世界各国のメディアはどのような反応を示したのだろう。

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 日本時間16日、ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の北朝鮮−ブラジル戦が行われ、ブラジルが2−1で北朝鮮を下した。ブラジルの圧倒的な勝利を予想する声が多いなかで見せた北朝鮮の健闘に、世界各国のメディアはどのような反応を示したのだろう。

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 ブラジルメディアは「北朝鮮相手に肝を冷やした」と報じ、ブラジル代表が苦戦したことに意外の意を示すと同時に、ブラジル代表の優れないパフォーマンスに苦言を呈した。ゴールを決めたマイコンとエラーノには称賛の言葉が集まる一方、カカやルイスファビアーノには批判の言葉が集中した。

 一方、イタリア「ミラノスポーツ」は、「試合の結果は予想どおりであったものの、試合内容は人びとの想像どおりにはいかなかった」とし、北朝鮮代表は技術的にはまだまだだが、ショートパスを中心としたスピードあふれる攻撃を見せたと評価した。

 また、英国紙「ザ・サン」は、「ブラジル代表は何とか勝利を収めることができたが、パフォーマンスの悪さと終了間際の失点を恥ずかしく思うべきだ」とブラジルを批判する一方で、「ガーディアン」紙は北朝鮮の鄭大世(チョン・テセ)選手は人民のルーニーと称されていると紹介し、鄭大世選手のパフォーマンスを称賛した。

 ドイツ紙「Bild」は北朝鮮の統一された積極的なディフェンスはブラジルを苦しめたと報じる一方、北朝鮮の戦術はあまりに保守的すぎるとの報道もあるようだ。(編集担当:畠山栄)



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