このほど米疾病予防センターがアメリカで一番健康な都市と、一番不健康な都市について発表を行った。全米で最も「健康な」都市の栄誉を受けたのはバーモント州のバーリントン。では、最悪の都市に選ばれたのは・・・。

米疾病予防センターの発表によると、バーリントン住民の92%は健康状態が良好だそうだ。サイクリングやハイキング、スキーといったスポーツが人気で良く運動し、肥満や糖尿病などの割合も最低だという。バーリントンは、バーモント州で一番大きな街だ。アメリカ北東部のなかでは、五大湖に次ぐ大きな湖シャンプレイン湖の湖畔に面しており、過去には「全米一住みやすい街」に選ばれたこともある。

一方、「最悪の都市」という不名誉な称号を与えられてしまったのが、ウエスト・バージニア州のハンティントン市だ。成人の半分近くが肥満に分類されたという。糖尿病、心臓病などの発症率もトップで、歯が全部なくなっている高齢者の割合も第1位だそうだ。体重が105キロあるという同市の市長は「健康問題より、まず取り組まねばならないのは市の経済状態だ」と述べるのだが…。
ウェストバージニア州の西部に位置するハンティントン市は、かつて鉄道や石炭、鉄鋼、ニッケル、ガラスなどの産業によって栄えた工業都市であった。現在では医療分野において全米トップクラスの評価を得ている。にもかかわらずの今回の結果。確かに経済は大切だが、基本は市民の健康だ。そこに暮らす人々が健康であってはじめて経済も発展すると思うのだが。まずは同市の市長の減量からオススメしたい。

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(編集部:かとう まゆ)

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