――前回3月にリリースしたシングル「SUNDAY MORNING」の時に話を伺ってから、ちょっと間が空いていたからかもしれないんですけど、その後6月にリリースしたシングル「君去りし誘惑」から「Summer Memories」で金色になって、その期間がちょっと短かったなと。

上木:短いですね。金髪は多分2ヶ月ぐらいしかやってないです。

――今までにも赤かったことは?

上木:ありました。いつもそういうサイクルで、金髪にしたら赤になって、赤になったらメッシュになって、メッシュになったら黒髪になって、それで黒髪からまた金髪になって。そのサイクルをずーっと(笑)。

――昨年は、5月にリリースしたシングル「ミセカケの I Love you」の時に長かったのが、7月にリリースしたシングル「明日のために」の時にはバッサリと短くなっていて。理由を聞いたら「夏で暑かったから」と答えてましたが、髪型は気分的な理由もありつつ、作品のイメージによって変えていたりもしますか?

上木:もちろん、作品のイメージもあります。今回のアルバムはすごく“赤!”という感じだったんですよね。なんか分かんないけど、自分の中での“赤”みたいな。髪型で全然、自分自身のイメージも変わるし、ちょっとまた気分転換という感じなので、とにかくまずは髪の色を変えることでリフレッシュできるというのもあるし(笑)。

――今回のジャケットはどのように?

上木:3パターンあって、初回盤はセピアなので髪の色はちょっと分からないんですけど、通常盤だけカラーになっているのでこの色が出ていますね。

――上木さんは、髪型や洋服に始まり、ジャケットからミュージックビデオまで、ビジュアルに対するこだわりがすごく強いですよね。

上木:そうですね。本当にこれはねぇ、昔からなんですよ。これがないと、やる気が起きないというか、私にとっては結構大事だったりしますね。

――2006年3月のデビューシングル「Communication Break」のジャケットの時からブリティッシュロックのミュージシャンのような、パンキッシュなファッションは変わっていない印象を受けていますが、普段スタイリストさんを付けていない分、衣装と私服はあまり変わりないですか?

上木:もう、ほぼ変わらないですね(笑)。

――デビューから2年半経ちますが、その中で好みの傾向が変わったりは?

上木:私は、好みが結構幅広いので。「Summer Memories」みたいな綺麗すぎないドレスワンピみたいなのも好きですし、こういうチェックのパンツも好きですし、デニムだったり、基本はあまり逸れないですね。まぁ、スカートはめったに履かないですけど(笑)。

第1回「コンセプトは“リアルなもの”」(2008年09月10日)
第2回「一言二言、自分の思っていることを言えたらいい」(2008年09月17日)
第3回「ライブが終わると抜け殻みたいになる」(2008年09月24日)
第4回「simple is best」(2008年10月01日)
第5回「いざ、このアルバムを引っさげて」(2008年10月08日)

上木彩矢 ニューアルバム「Are you happy now?」特集