上木彩矢(撮影:野原誠治)
 2006年3月、シングル「Communication Break」で堂々のデビューを果たしたロックヴォーカリスト、上木彩矢。疾走感溢れるロックナンバーを収めたファーストアルバム「Secret Code」から、続くセカンドアルバム「明日のために 〜Forever More〜」ではミドルテンポの中で表情豊かな歌唱力を披露。ライブパフォーマンスを重ねるごとに確実な進化を遂げ、23歳の誕生日を迎えた今月10日、力強さと切なさを携えたサードアルバム「Are you happy now?」をリリースした。

第1回「コンセプトは“リアルなもの”」(2008年09月10日)
第2回「一言二言、自分の思っていることを言えたらいい」(2008年09月17日)

――初回特典盤(CD+DVD)AのDVDには、シングル「SUNDAY MORNING」「君去りし誘惑」「Summer Memories」のミュージッククリップが収録されていますね。「Summer Memories」は、金髪で白いドレスを着て海をバックに歌っているかと思えば、その苦手な海に向かって歩き出したので驚きました。

上木彩矢(以降、上木):そうなんですよ!アレ。もう本当に「海が嫌いだっ!」つうのに入ってくシーンがあって。でも、それ自分で言ったんですけど、「入って行った方が絶対楽しいんだよ!」とか。「あの白いドレスを着て海に入って行ったら、斬新だよ!」と思って。提案したはいいものの、「あっ!私、海が嫌いだった」って。言った手前、もうやんなきゃいけないみたいな感じになって、意を決してやりましたね。

 PVは無事に雨が降らなかったんですけど、ジャケ写が大雨洪水警報が出てる時に撮ったんですよ。あれは海の波打ち際、ってか海に入ってるんですけど。それでもうブワァーって雨が降ってて、波もウォーって来てるのに、顔を一生懸命作って「怖ぇー!」みたいな。「顔がカタイねぇ?」とかカメラマンさんに言われて、「当たり前だよ!」みたいな(笑)。

――「SUNDAY MORNING」と「君去りし誘惑」は、苦労した点などありますか?

上木:「君去りし誘惑」は高校の屋上で撮ったんですけど、屋上なので太陽が真上にあって…とかありますけど、私の歴代PVのワーストに入る程ではないですね(笑)。

――ホコリっぽくて寒い倉庫とか、風が強い屋外とかね。

上木:メチャクチャ寒いか、メチャクチャ暑いか。「明日のために」では、真夏の沖縄でGジャンを着て「暑い暑い!」みたいな。そんなんばっかですね(笑)。

――「SUNDAY MORNING」は、穏やかに部屋の中でしたね。

上木:あれはもう心の余裕を持ちつつ、撮影をできるという、すごく理想的な。「毎回こんな撮影だったらいいのになぁー」って、本当に思います。

――そういうロケーションを含め、アイデア出しをするんですか?

上木:しますね。まず一緒にアイデアを出して、それを映像のディレクターとすり合わせをして、「じゃあ、今回はこういう風にしよう」という話し合いで。