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 来年6月15日、90歳の誕生日をもって芸能活動を引退すると発表した伊東四朗(89)が3日、東京・浜松町の文化放送で「伊東四朗 吉田照美 親父・熱愛」(土曜後3・00)の生放送後、報道陣に対応した。

 報道陣の質問にもゆったりながらも自身の言葉で話し、時には笑いも織り交ぜた会見。その中で自身がここまで続けてこられたことの理由が分からないと話した。「何が良かったのかは振り返ってみても分からない。他人なら分かるんだけど、自分のことはさっぱり分かりません」とあっけらかんと話す。

 

 「この男を芸能界に入れた人も不思議だと思う」と、自身が芸能界入りした時の話に及んだ。就職ができずに早稲田大学の生活協同組合のアルバイトをしながら、新宿のフランス座に毎日のように通っていたという。「いつも座ってる椅子が椅子も一緒なんで、“あいつまた来てる”と言われて、そしたら楽屋に寄るようになった」と石井均(きん)さんから声を掛けられた日々を振り返った。

 そうして芸能界に入った伊東だが、就職試験時に高校の先生が内申書に書いた文字は70年経っても忘れないという。「面接で必ず落ちるから何でだろうと、内申書を見たら“印象は悪いが、そんなに悪い男ではない”と応援してない内容があった。クラスの先生がね…。だから仕方なく芸能界の方が手を伸ばしてくれたんだよね」と鮮明に当時の気持ちに戻りながら話した。