「だから会見のときにあんな態度でいいのかって」広島4選手の戦力外通告に球界OBの考察 「現役続行って簡単に口にするけど、社会はそう甘くない」「心を入れ替えるにはいい機会」

小園は今春のWBCにも日本代表として出場した(C)産経新聞社
広島は10月1日、内野手の小園海斗、矢野雅哉、前川誠太、外野手の田村俊介に戦力外通告を行ったと発表した。
小園は2018年ドラフト1位で4球団競合の末、報徳学園から入団。昨年セ・リーグ首位打者、今春のWBCにも選出されるなど球界を代表するスラッガーとしても知られた。
矢野も2024年にゴールデン・グラブを獲得するなど優れた守備力で知られ、田村は左の大砲好捕として本格覚醒が期待された矢先の放出となった。
【動画】広島カープ4選手の戦力外通告について本音で語ります。
今回の一連の戦力外通告には通称「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物のエトミデートとの関わりが付きまとった。チームをめぐっては2月のキャンプイン前にすでに解雇された羽月隆太郎氏が逮捕、その後、矢野と前川は7月に家宅捜索を受け、9月下旬に書類送検されていた。
小園、矢野、田村の3選手もすでに有罪判決を受けた薬物売人とともに同席した写真が一部週刊誌に報じられるなど、渦中の人物となった。
今回自由契約となった4選手はいずれもカープの未来を担うと期待された20代の野手たちだったが、球団は戦力外通告に関して「信頼関係を築くのが難しい」と判断したという。
球界を揺るがせた広島の戦力外通告をめぐっては球界内からも考察の声が上がっている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は10月2日に自身のユーチューブチャンネルに「広島カープ4選手の戦力外通告について本音で語ります。」と題した動画を更新。今回の広島が下した戦力外通告に関して独自の見解を語っている。
今回の球団の判断に関してはびっくりしたとしながら「大きな決断だし勇気がいることだったと思うんだよね」と慮った。
さらに戦力外になった4選手をクローズアップ。小園は昨年の首位打者、最高出塁率のタイトルホルダー、今春のWBCにも日本代表として出場するなど、球界を代表するスラッガーとして知られた。
高木氏も小園に関してはルーキー時代から「150キロ、ライト方向引っ張って、並大抵の新人ではない 素晴らしい選手だなと 広島いい選手獲ったなと」感じていたとした。
「何があれ 行動の軽率さは否めないし 社会人として生きていく上でやっぱりこう正してほしいなと思うよね 残念で本当にしょうがない」と球界OBとしても残念だとした。
さらに矢野、田村、前川に関しても「この4人は広島のレギュラーであってもおかしくないと思うよ」と将来が嘱望された選手たちだったとして「新井監督はね、ものすごい期待してたと思う」と指揮官も今回の一件では相当、悔しい思いをさせられたと慮るシーンも。
周囲の人々の信頼を裏切ったとしながら「もう1度やり直すか分からないけど 心を入れ替えるにはいい機会だと思う いいチャンスをもらったと 人としてのもう1度原点に戻ってやってほしいわ」と要望を口にするシーンもあった。
さらには今後の4選手の去就に関しても「現役続行って簡単に口にするけど、社会はそう甘くないからね」としながら、取り上げたのは小園の会見中の受け答えにもあった。
今回の戦力外通告を受け各選手が会見を行う中でやや、なげやりにも見える態度がSNS上でも波紋を呼んでいた。高木氏もこの点に関して「だから会見のときにあんな態度でいいのかって もう本当に人生嫌になってると思うけども」としながら「でもね、どん底に落ちたときがチャンスだから 人はしっかり見てるからそういうときに立派な態度でふるまってほしいと思うわ」「なげやりになるんじゃなくて そういうのを人は見てる」とコメント。
続けて「人としての生きる道 どん底に落ちたときほど気丈に頑張れ 反省したときから人との接し方 言葉使い そういうことも本当に大事になってくる」とこういうときだからこそ、謙虚にやり直す姿勢が大事になってくるとした。
「このまま終わらせるにはもったいない」とエールを送ることも忘れなかった高木氏。
果たして今後4選手は野球人生をどのように歩んでいくのか。広島再生の道も注目を集めていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
