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フォックスコンなど数社と技術提携

Ceerの車両は、合弁パートナーであるフォックスコンが開発したプラットフォームと電気アーキテクチャーを採用する。フォックスコンは、アップルのiPhoneを製造する台湾の産業大手であり、近年はEV分野にも進出している。

【画像】大胆なデザインを採用したサウジアラビア初の国産EV【Ceer Exobotシリーズを詳しく見る】 全44枚

CeerはBMWとも技術提携を結んでおり、デ・ルカ氏は「製品エンジニアリングと製造の両面から、BMWの100年余りの経験を活かしていく」と述べた。


『Exobot』シリーズのセダン    Ceer Automotive

パワートレインのリアモーターはクロアチアのEVメーカーであるリマックから、フロントモーターはヒョンデ・トランシスから調達する。

デ・ルカ氏によると、Exobotの最上位モデルは1100psを超える出力を誇り、0-100km/hを2.1秒で達成し、ローンチコントロールとドリフトモードの両方を備えるという。

Ceerは、サウジアラビアにおける自動車部品産業の育成に貢献するため、自社車両の現地調達率を段階的に引き上げる方針だ。

デ・ルカ氏によると、同社の現在の従業員2300人のうち46%が現地採用者であり、2034年までに車両の現地調達率を45%にすることを目標としているという。

全7車種のグローバル展開を計画

Ceerの最初の2車種は、湾岸地域向けの型式認定を取得しており、純粋なEVとして販売される。サウジアラビアのEV市場規模は小さく(昨年の総販売台数80万台強のうち約3%)、これらの2車種は電動化技術への関心を高めるフラッグシップモデルとして位置づけられる。

さらに、Ceerは今後5車種を急速に展開するという大胆な計画を立てている。来年はDセグメントのセダン、SUV、クーペSUVを発売し、2028年にはさらにコンパクトなモデルを投入する予定だ。


『Exobot』シリーズのSUV    Ceer Automotive

これらのモデルは世界各地で型式認定を受けられる仕様となっているが、デ・ルカ氏は次のように説明した。

「現時点での当社の事業計画は2040年までであり、サウジアラビアと周辺の湾岸諸国にのみ焦点を当てています。同市場に特化した事業計画が順調に進んでいます」

「とはいえ、『絶対にない』とは決して言いません。次の5つのモデルが世界販売に向けた能力を備えるよう確実に準備してきました。しかし、急激な拡大は避けたい。むしろ、すべてを完璧にこなしてからゆっくりと拡大していく、街角のイタリアンレストランのような存在でありたい。それが現時点でのわたし達のやり方です」

同氏はさらに、Ceerのプラットフォームは複数のパワートレインに対応可能であると付け加え、車両の「設計変更を最小限に抑える」ことで、プラグインハイブリッド(PHEV)やレンジエクステンダー(REx)技術を導入できる可能性を示唆した。

ネガティブな見方も払拭できる

サウジアラビア政府は、言論の自由の制限、女性の権利の欠如、人権侵害について広く批判を受けており、「ビジョン2030」の一環としてスポーツイベントの開催に投じられた投資の多くが「スポーツウォッシング(翻訳者注釈:スポーツを通じてイメージ向上と問題の隠蔽を図る行為)」と形容されている。

その点について懸念はないかと問われると、デ・ルカ氏は次のように答えた。


『Exobot』シリーズのセダン    Ceer Automotive

「わたし達のストーリーを語ることで、現在進められている進展を示せると確信しています。Ceerでは、単に自動車会社を立ち上げるだけでなく、業界に点火し、活性化させることを目指しています」

「当社の工場に加え、片側にはルーシッド、もう片側にはヒョンデが拠点を構えています。地域に根差した供給基盤なしに産業を活性化させることはできないため、サプライヤーパークの構築に全力を注ぎました。5社のグローバル・ティア1サプライヤーを誘致しました。産業の活性化はまさに現実のものなのです。直接的および間接的に3万人の雇用創出を見込んでいます」

「工場内を歩けば、サウジアラビアの若い人材--男性も女性も--の姿が見えます。そこには誇り、熱意、そして学びがあります」

「これは非常に大きなストーリーであり、そこに滲み出るかもしれない政治的な要素を超越するものだと考えています。わたし達は、自身の取り組みに非常に大きな期待を寄せています。その熱意が広く伝わり、一部のジャーナリストがこっそり持ち込もうとするかもしれないネガティブな見方を払拭できることを願っています」