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 ◇パ・リーグ 楽天6-0日本ハム(2026年9月24日 エスコンF)

 楽天・前田健太投手(38)が24日、日本ハム戦に先発し、9回2安打無失点、9奪三振で完封勝利を挙げた。今季最多116球の熱投で5勝目。完封は広島時代の14年以来、史上最長ブランクとなる12年ぶりで、松坂大輔、岩隈久志に並ぶ歴代6位タイの日米通算170勝に到達した。

 9回2死。水野の打球が遊撃・宗山のグラブに収まると、前田健は両手を天に掲げた。広島時代の14年8月22日阪神戦以来、4416日ぶりの完封勝利。7月4日の日本ハム戦では9回に失点して降板しており「達成感と安堵(あんど)、両方。前回できなかったんでリベンジできて良かった」と笑った。

 初回からアクシデントに見舞われた。2死から野村のライナーが右腕を直撃。患部は内出血で真っ赤に腫れた。前夜は延長12回の激闘で8投手が登板していただけに「ブルペンを見たら、みんな“ぶわー”って動き始めていて、やらかしたと思った」。苦悶(くもん)の表情を浮かべつつも続投。万波を右飛に仕留め、9回1死まで23者連続でアウトを重ねた。二塁すら踏ませず、2安打シャットアウト。吉井監督は「代える気は全くなかった。知らんふりしてました」と笑った。経験豊富な38歳は「年齢のことを言われがちですけど、まだまだしっかり投げられる」と胸を張った。

 日米通算170勝に到達。自らも背負う「18番」の代名詞・松坂大輔の勝ち星に並んだ。子供の頃から憧れの存在で「ピッチャーとして並んだとは思っていないけど、勝ち星で並べたことはうれしい」と頬を緩めた。98年夏の甲子園、準々決勝のPL学園対横浜は何度も映像で見返した。「子供の頃見て衝撃を受けた。松坂さんに憧れたけど、関西出身なのでPLに行きたいと思ったきっかけ」。選んだ道のりに間違いはなかった。残り30勝。目標とする日米通算200勝までまだまだ走り続ける。(花里 雄太)