FIFA幹部が突然の解任…インファンティーノ会長の株式売却計画を「一人のプロジェクト」と公然批判

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 国際サッカー連盟(FIFA)のケビン・ラムールCOO(最高執行責任者)が解任されたようだ。17日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 FIFAの広報担当者は声明にて「FIFAとCOOとしてのケビン・ラムール氏との協力関係は2026年8月17日をもって終了した。彼の2年間の功績に感謝し、今後の幸運を祈っている」とのみ発表しており、理由は明かされていない。

 解任に至った詳細な経緯は不明だが、『BBC』はラムール氏がジャンニ・インファンティーノ会長主導の「FIFAフォワード・エンタープライズ(FFE)」設立計画を公然と批判していた点を指摘。同氏は計画について「一人の人物のプロジェクト」と述べるとともに、インファンティーノ会長について「本来はFIFAに奉仕すべき立場にありながら、自らがFIFAを体現していると信じ込んでいる」と主張し、計画への反対によって自らの職を失うことも辞さない姿勢を明確にしていたという。

 FFEとはFIFAの商業やFIFAワールドカップ等の主催大会の運営を担い、放映権やスポンサーシップ、チケット販売、ライセンス事業などを一元的に管理する子会社で、FIFAが経営権を維持したまま少数の株式を長期投資家へ売却することで、巨額の資金を調達し、加盟協会へ還元する計画となっていた。しかし、世界最高峰の大会を含む商業権の一部を民間投資家に売却するという前例のない計画は大きな物議を醸し、統治機構のあり方やプロセスの透明性に関して批判が相次いだことで、インファンティーノ会長は計画の中止を表明した。

 しかし、計画中止が発表されてからも余波は続いている。欧州サッカー連盟(UEFA)、北中米サッカー連盟(CONCACAF)、アジアサッカー連盟(AFC)が「フットボールを支配するのではなく、フットボールに奉仕する指導体制を求める」とFIFAの意思決定プロセスやガバナンスを批判したほか、複数の加盟協会がインファンティーノ会長への支持を撤回している。

 なお、FIFAのグローバル戦略およびガバナンス担当上級顧問を務めていたカルロス・コルデイロ氏もFFE計画の反対姿勢を示し、職を辞している。