欧州連盟がFIFA主催試合ボイコットで合意 9月5日開幕のU―20女子W杯開催に懸念
欧州サッカー連盟(UEFA)は30日、緊急のオンライン会議を開いて全加盟55協会がW杯を含む国際サッカー連盟(FIFA)の主催大会をボイコットすることで合意したと発表した。FIFAのインファンティノ会長が進める子会社設立計画への抗議で、計画が取り下げられるまで有効としている。
FIFAは28日にW杯など主催大会の運営と商業活動を担う評価額200億ドル(約3兆2700億円)規模の子会社を設立する計画を発表。外部からの投資を呼び込み、利益を世界のサッカー界に配分するとしているが、UEFAを筆頭にアジア連盟や北中米カリブ海連盟も反発や懸念を表明していた。
男子のW杯は今月19日に北中米大会の決勝が行われ、スペインがアルゼンチンを下して優勝したばかり。次回2030年大会はスペイン、ポルトガル、モロッコの3カ国共催で1930年の第1回ウルグアイ大会から100周年を記念してウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイの南米3カ国で開幕戦を1試合ずつ行うことになっている。しかし、女子W杯は1年後の2027年6月24日開幕でブラジルで開催される。
FIFA主催大会では24チームで争われるU―20女子W杯が9月5日から27日までポーランドで行われ、欧州からは6チームが参加。FIFAが子会社設立計画を撤回しなければ、開催が危ぶまれる状況だ。日本は22、24年の過去2大会で連続準優勝。コロナ禍で中止になった20年を除けば優勝した18年大会から3大会連続で決勝に進出する好成績を収めている。

