上半期の経済を読み解く 中国経済円卓会議

【新華社北京7月29日】中国国家統計局が15日に発表した今年上半期(1〜6月)の経済統計によると、国内総生産(GDP)は69兆6千億元(1元=約24円)で、前年同期比4.7%増となった。
新華社は29日、討論番組「中国経済円卓会議」の最新回(第34回)を配信。国家発展改革委員会国民経済総合司の楊特(よう・とく)副司長、国家統計局国民経済総合統計司の王冠華(おう・かんか)副司長、国家発展改革委員会マクロ経済研究院の黄漢権(こう・かんけん)院長が、上半期の経済を読み解いた。

王氏は、上半期の中国経済は圧力の中で前進し、経済規模は70兆元に迫ったとし「4.7%の成長率は通年目標に合致している」との見方を示した。
また、非常に大きい経済規模を持つ中国の国情を踏まえた上で「昨年の経済規模は140兆元を超えた。規模が拡大すれば基数も高くなり、1ポイント引き上げる難度は増す。増加分も大きくなる」と指摘。上半期の成長率4.7%に相当する増加分は3兆6千億元で、直近5年の上半期で最大になったとし「並大抵のことではない」と述べた。

中国経済の動きは規模と速度だけでなく、質と効果をより重視する必要がある。楊氏は上半期の経済運営を「安定、強じん、『向新向優』(より新しく、より優れた方向への転換)」と総括。「安定は、主に経済成長率が妥当な範囲に収まり、第1〜3次産業が着実に発展し、工業とサービス業の付加価値の伸びがいずれも5%を超えたことに表れている。雇用・物価情勢も安定の中で上向き、消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)はいずれも緩やかに上昇した」と説明した。

黄氏は、上半期はPPIが41カ月連続のマイナスからプラスに転じ、CPIも1%台まで持ち直したと指摘。第2四半期(4〜6月)のGDPデフレーターが12四半期連続のマイナスからプラスに転じたことは、経済成長と物価の動きの連動性が強まっていることを示しているとした。国際機関が主要国の成長率見通しを下方修正する中で、巨大な経済規模を持つ中国がこの成長率を達成したことは、一層大きな価値を持つと述べた。

「4.7%の経済成長は量の拡大であり、質の着実な向上でもある」。王氏は上半期の経済発展の成果は容易に得られたものではないとし、通年の経済・社会発展目標の達成に強固な基礎を築き、第15次5カ年規画(2026〜30年)期間全体の出発点としての土台も固めたと語った。







