W杯PK見逃しを猛批判「明確で明白なファウルだった」 米紙が糾弾…VARの沈黙は「不可解だ」
米紙がピックアップした「10の誤審」
熱戦の幕を閉じたFIFA北中米ワールドカップ(W杯)において、大会を通じて起きた誤審の数々が波紋を広げている。
米紙「ジ・アスレチック」は現地時間7月22日、今大会の判定を検証。ガーナ代表とイングランド代表の試合において、ペナルティーキック(PK)が見逃された場面について「介入がなかったのは不可解だ」と報じている。
VARの“過剰介入”が問題視される一方で、テクノロジーが沈黙した不可解な事象も起きている。同メディアが映像技術の決定的なエラーとして厳しく指摘したのが、ガーナ代表がイングランド代表と対戦した一戦でのワンシーンだ。
後半34分、ペナルティーエリア内でイングランド代表DFのエズリ・コンサが危険なタックル。ガーナ代表のプリンス・アドゥに対するこの決定的なファウルは、ピッチ上の主審に見逃され、笛が鳴ることはなかった。
同紙はこの主審のジャッジについて、ピッチレベルのスピードや死角が生じる状況下において、リアルタイムで判定できなかったことは「許容できる」と一定の理解を示している。しかし、別角度からの映像で確認できるはずのビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入しなかった事実を強く問題視した。
この交錯場面について同紙は、「これ以上ないほど明確で明白なファウルだった」と断言。本来であればテクノロジーによるサポートが必須の場面であったにもかかわらず、「VARによる介入がなかったのは不可解だ」と綴り、システムが正しく機能しなかった事実を糾弾している。
導入の目的である「明白な間違いの是正」が果たされなかった今回の事象。大会が閉幕したあとも、VAR運用のあり方に大きな疑問符が投げかけられている。(FOOTBALL ZONE編集部)

