■au夏モデル ― EXILIMにウォークマン、防水ワンセグなど15機種


●W53SA(サンヨー)
最近はやっている"マトラッセ"をイメージしたデザインの端末だ。ワンセグ対応。ウォータープルーフに対応している。メインディスプレイは約2.6インチ、240×400ドット表示のワイドQVGA液晶、サブディスプレイは約0.6インチ、16×96ドットの有機ELだ。カメラは197万画素でオートフォーカス対応である。ワンセグ機能としては録画予約やタイムシフト再生に対応。

マトラッセという言葉自体知らないという男性も少なくないだろう。ファッショナブルな感じを前面に押し出していて、どちらかというと女性向け…という印象が強い端末である。ウォータープルーフ機能がついているのでお風呂やキッチン周りでも利用可能…とのことなのだが、はたしてお風呂でワンセグが受信できるのかがちょっと心配である。

●W52CA(カシオ)
ワンセグ対応でウォータープルーフにも対応している。ワンセグ機能では録画予約はもちろんのこと、着信やメール受信の他、待受状態での録画が出来る"バックグラウンド録画"に対応。録画番組を音声付きの1.3倍速で再生する「音声時短再生」、タイムシフト再生などが用意されている。

画面デザインは新たに「お魚」をテーマにした「Bonite」が採用された。これまで人気のあった「アデリーペンギン」はケータイアレンジファイルとしてプリセットされているのでファンはひと安心である。メインディスプレイは約2.6インチ、240×400ドット表示のワイドQVGA液晶で、サブディスプレイは用意されていない。

個人的に好きなカシオ端末なのだが、ひとつ前のモデルW51CAに比べてボタンが小さくなっているので、多少押しづらくなっているのでは…という印象を受けた。こちらもウォータープルーフなのでお風呂やキッチン周りでの使用が考えられている。お風呂などでワンセグが受信できるかどうかが気になるところだ。

●W53CA(カシオ)
カシオのデジカメ「EXILIM」の冠がついた「EXILIMケータイ」である。515万画素のCMOSカメラが搭載されていて、オートフォーカス、手ぶれ補正モード、肌色などを自動的に鮮やかに補正する「記憶色補正」などが用意されているだけでなく、28mmという広角レンズも大きな特長だ。メインディスプレイは約2.8インチ、480×800ドット表示のワイドVGA液晶で、サブディスプレイは用意されていない。

筆者の使い方は、ワンセグや音楽よりもどちらかというとカメラ中心。なので、auの新機種ではこれがいちばん気になっているモデルだ。カメラを中心に考えているユーザーにとっては、見逃せない端末であろう。

●W52S(ソニー・エリクソン)
音楽専用のミュージックキーを搭載するなど、音楽機能に特化させ「ウォークマン」の冠が与えられている。いちばん大きな特長は内蔵メモリが2Gバイトあること。約1,300曲の楽曲が保存可能だ。また、スタミナ連続再生に対応しており、最大約110時間の連続再生ができる。カメラは201万画素でオートフォーカス対応。メインディスプレイは約2.7インチ、240×432ドット表示のフルワイドQVGA液晶だ。

auの新機種で二番目に筆者が気になっているモデルがこれだ。外部メモリはメモリースティックマイクロとmicroSDメモリカードに対応している。今さらメモリースティックの新しいタイプ? と思う人も少なくないだろうが、microSDに対応しているので問題はないだろう。

●W52P(パナソニック)
薄さ18.4mmのコンパクトボディにワンプッシュオープン機能が搭載されている。本体表面に金属素材が採用され、高級感のある端末に仕上げられた。パターンの重なりが楽しめる「+ Panel(プラスパネル)」に対応し、オシャレな端末として持ち歩くことができる。メインディスプレイは約2.7インチ、240×400ドット表示のワイドQVGA液晶である。

EZアプリに「私のハッピーマナーブック」(体験版)や「恋と仕事の星占い」をプリセットしているところからもわかるように女性向けの端末として位置づけられている。

●W54T(東芝)
ステンレスボディにワンセグ、デジタルラジオ、Bluetooth機能なども搭載したハイスペックモデルである。カメラは324万画素で、オートフォーカス、手ぶれ軽減機能付きだ。メインディスプレイは約3インチ、480×800ドット表示のワイドVGA液晶である。

現在、筆者がメイン端末として利用しているのがW52T。スペックなどは気に入っているのだが、知らない間に電源が切れている、着信できる場所にいるのに着信せずにauお留守番センターが応答している…などの問題がある。自分の端末だけの問題かとも思い何件かのauショップに聞いてみたところ、そういった問題が多々あるとのこと。それらの問題がいかに解決しているか…が重要なところであろう。ただ、こういった問題だけは買って使ってみないとわからないだけにユーザー側ではどうしようもないのだが。

●W52H(日立)
日立のハイビジョン液晶テレビ「Wooo」の高画質映像技術が利用されている。ワンセグ、デジタルラジオ対応。録画予約、バックグラウンド録画などにも対応。大容量バッテリー搭載で、約7時間の長時間視聴が実現。メインディスプレイは約2.9インチ、240×400ドットのワイドQVGA液晶である。サブディスプレイは約1.1インチ、128×36ドット表示だ。カメラは207万画素、オートフォーカス、手ぶれ軽減機能付きだ。

ワンセグやデジタルラジオを楽しみたい…というユーザー向けの端末だ。厚さが22mmとちょっと厚めなのが気になるところだ。