●816SH(シャープ)
スライドタイプながら、幅48mm、高さ101mm、薄さ15mmというスリム&コンパクトを実現。メインディスプレイは2.2インチ、240×320ドットのQVGA表示。カメラは200万画素のCMOSカメラでオートフォーカス機能に対応している。3Gハイスピードにも対応している。

この端末は薄くて小さめなケータイを求めているユーザー向きの端末だ。写真で見たところボタン類が小さめなのがわかる。購入前にはボタンの押しやすさをチェックすべきであろう。


●814T(東芝)
日本初の"チタンボディー"採用。高級感とクールさが演出された端末である。メインディスプレイは2.4インチ、240×320ドットのQVGA表示、サブディスプレイは0.8インチ、96×39ドットの有機EL(モノクロ)である。カメラは196万画素のCMOSでオートフォーカス機能に対応している。

このケータイも薄さ12.9mmと、かなり薄めのモデルである。写真で見たところ、ボタンが大きめで押しやすそう。薄型のケータイを求めているユーザーにはオススメかもしれない。


●fanfun 815T(東芝)
折りたたみタイプの本体表面(上下)のコーディネートパネルや、ディスプレイ面およびキー面のインナーシートを自由に着せ替えられる。さらには、メニュー画面や待ち受け画面のアイコンなどを、コーディネートパネルと連動しカスタマイズ(携帯デコ)することが可能。

12色のボディカラー、300種類のコーディネートパネル(上面)、20種類のコーディネートパネル(下面)、110種類の携帯デコ…など、2億以上ものバリエーションからオリジナルの端末にすることができる究極の"フルコーディネートケータイ"である。メインディスプレイは2.4インチ、240×320ドットのQVGA液晶、サブディスプレは0.8インチ、96×39ドットの有機EL(モノクロ)である。カメラは196万画素のCMOSカメラでオートフォーカス機能に対応している。

メーカーが用意しているツールで、自分だけのオリジナルの端末が作成可能なのはありがたい(自分でカスタマイズしたりするとサポートが受けられなくなったりするから)。どちらかというと女性向けの端末である。


●805SC(Samsung)
薄さが13.5mmながらワンセグに対応した世界最薄(※)スライド式ワンセグケータイだ。重さも101gしかない。このモデルは今年1月に発表されていたが発売はされず、今回夏モデルに加えられた端末である。メインディスプレイは2.12インチ、240×320ドットのQVGA表示。カメラは200万画素のCMOSカメラ、オートフォーカス機能は付いていない。3Gハイスピードに対応する。

薄くて小さいので胸ポケットに入れていてもそれほど気にならないはず。この小ささはひとつの武器と言える。現在発売しているSamsungの708SCや709SCは、小さいながらもボタンはそれほど押しづらくない。805SCも、同じような感じなら小さいながらも操作のしやすい端末と言えそうだ。
※2007年5月22日現在


●X02HT(HTC)
Windows Mobile 6 Standard Edition 日本語版を搭載したスマートフォンである。ストレートタイプのボディにフルキーボードが搭載されているのが特長だ。厚さが13.9mmというコンパクトさも特筆もの。

ソフトバンクのネットワークサービスで対応しているのは「S!メール(MMS)」のみ。無線LAN機能が付いているので、無線LANに対応したスポットなら通話料などかかることなくインターネットに接続することが可能だ(無線LANスポットの使用料は別)。メインディスプレイは2.4インチ、240×320ドット表示。カメラは200万画素のCMOSカメラで、オートフォーカス機能は付いていない。3Gハイスピード対応。

今回発表された中でいちばん注目しているのがコレ。横幅がちょっと広いので、使いやすさはどうなのか気になることころだが、ちょっとした外出ならノートパソコンを持ち歩く必要がなくなるのがありがたい。原稿打ったりはムリだろうが。

●X01T(東芝)
こちらもWindows Mobile 6 Standard Edition 日本語版を搭載したスマートフォンである。ディスプレイがタッチパネル式で、スタイラスペンを利用してタッチしながら操作することができる。

こちらも無線LAN機能が付いている。ソフトバンクのネットワークサービスで対応しているのは、X02HTと同じく「S!メール(MMS)」のみ。メインディスプレイは3インチ、480×800ドットのワイドVGA表示。カメラは197万画素のCMOSカメラでオートフォーカス機能は付いていない。3Gハイスピードに対応している。

これもモバイルグッズ好きな筆者として注目している端末だ。指紋認証機能なども用意されているのがありがたい。

■SoftBank夏モデルのオススメはこれだ!

SoftBankの夏モデルでも、どれがオススメかを考えてみた。ケータイとしていちばんオススメなのは"912SH"だろう。ワンセグ機能だけでなくカメラ機能も充実しているのが便利そうだ。そして、出先でパソコン並みのことをやりたいのなら"X01T"であろう。指紋認証機能などが付いているのがありがたいところ。同じようなコンセプトのX02HTもあるが、こちらは画面にタッチできないような仕様になっている。なので、使えないアプリケーションなど、いくつか制約がありそうだ。そして、ケータイとして至れりつくせりなのが"912T"だ。厚みが薄いのも特長のひとつだが、ボタンの押しやすさがどの程度なのかは要チェックだ。