47歳で自然妊娠し、第3子となるレオくんを出産したhisakoさん(51)。妊娠当時、日本国内には高齢出産を発信している方がほとんど存在せず、心の支えになったのはまさかの"ハリウッドのセレブ"だったという。20年ぶりの出産を経て、hisakoさんが肌で感じた社会の変化とは何だったのか。

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hisakoさんの長男とレオくん

「楽しいよ、大丈夫」という普通の女性の言葉が欲しかった

 2022年に妊娠したhisakoさんが当時最も必要としていたのは、同じ経験をした普通の女性からの一言だった。「高齢で産んだけど楽しいよ」「大丈夫。全然できるよ」という言葉を求めていたと彼女は振り返る。

 しかし当時、日本で「高齢出産しました!」という体験記を書いている人は1人か2人ほどしかおらず、唯一の拠り所は雑誌ELLE』の「高齢出産したハリウッドのセレブたち」という特集記事だったという。50歳で出産したジャネット・ジャクソンが「出産もストレスがなくてよかった。子育てもすごく幸せ」と語る記事に支えられたと話す。

 そんなhisakoさんが20年ぶりの出産で最も驚いたのは、産後ケアの充実ぶりだった。「昔はもうちょっとスパルタというか、ほったらかしで『頑張って』って感じだったんですけど、今回は真綿でくるむような感じで大事にケアをしてもらえて感動しました」とhisakoさんは語る。退院時には助産師から産後うつのリスクについて丁寧な説明を受けたことにも、時代の変化を実感したという。

 さらにhisakoさんが「ビックリ仰天」と表現したのが、父親の育児参加率の高さだ。授乳室でパパがミルクを作っている光景が「結構当たり前に見られる」と言い、上の2人の育児中にはなかった風景だと明かした。

 47歳という年齢での妊娠・出産に不安がなかったわけではない。しかし、「30人のうち29人は大丈夫なんだ」と楽観的に捉え、同時に「子どもを幸せにできる自信もあった」とhisakoさんは言う。今では自らが、かつて自分が必要としていた「普通の女性のロールモデル」として発信を続けている。

(「文春オンライン」編集部)