2023年放送『VIVANT』第1話おさらい。誤送金された140億円を取り戻すためバルカ共和国へ向かった乃木。現地で爆破犯に間違えられ…
2023年に放送され、大きな話題を呼んだ堺雅人さん主演の日曜劇場『VIVANT』。7月26日から第2シーズンの放送が始まるのを前に、第1シーズンの各話を振り返ります。
『VIVANT』第1シーズンは無料動画配信サービス「TVer」「TBS FREE」で期間限定配信中。また6月27日からは地上波でも第1シーズンが一挙再放送される予定です。
第2シーズンの放送に合わせ、出演者のトークショーやファンミーティングといったさまざまなイベントが企画されるなど、続編への期待が高まっています。

乃木(左)と部下の水上了 (C)TBS
第1話おさらい
丸菱商事エネルギー開発事業部第2課は、バルカ共和国で現地のインフラ企業GFL社と共同による太陽エネルギープラント事業を本格的に立ち上げようとしていた。
その大型プロジェクトを担当していた第2課長・乃木憂助(堺雅人)と部下の水上了(古屋呂敏)は、GFL社へ契約金1千万ドル(約14億円)を送金する手続きを行ったのだが……。
送金翌日、GFL社に本来の10倍にあたる1億ドル(約140億円)を誤って振り込んでいたことが判明する。
「僕が直接、アリ社長に連絡してみる」
乃木はGFL社社長のアリに電話をかけたが、この日は創立記念日で会社は休みだった。さらに週末を挟むため、3日間は連絡が取れない状況となってしまう。
事態を重く見たエネルギー事業部長の宇佐美哲也(市川猿弥)は、「どんな手を使ってもいい。1ヵ月以内に差額の9千万ドルを取り戻せ」と部下たちに命じた。
乃木に疑いの目
週明けの月曜日。乃木はバルカ共和国に到着し、GFL社を訪問した。
「誤って送金してしまった差額の9千万ドルを、すぐに返金していただけないでしょうか」
乃木は床に手をついてアリに頭を下げる。しかしアリは困った様子で答えた。
「いただいたお金は、すでに下請け企業へ送金してしまいました」
1億ドルは、すでに10社の下請け企業の口座に振り込まれてしまった後だという。
その頃、丸菱商事の専務室では関係者が集められ、システム管理部が誤送金の調査結果を報告していた。結論は、システムエラーは確認されず、人為的に10倍の金額が送金されたというものだった。
さらに社内の監視カメラ映像を調査した結果、経理部へ送金申請が届いた時刻に、送金元のパソコンを操作していたのは乃木だったことが判明する。

CIAに勤務する乃木の友人・サム (C)TBS
一方、バルカ共和国で八方ふさがりの状況に追い込まれていた乃木は、自らの別人格・Fの助言を受け、CIAに勤務する友人・サム(Martin Starr)に送金先の調査を依頼する。
その結果、1億ドルはダイヤモンドに換えられた上、「アマン建設会社」という企業へ流れていたことが判明した。
タクシーでアマン建設があるセドルを目指した乃木だったが、道中の砂漠で運転手にだまされてしまう。用を足すため車を降りた隙に置き去りにされてしまったのだ。
乃木はセドルを目指して砂丘を歩き続けたが、ついに力尽きて倒れてしまう。

砂丘に這いつくばる乃木 (C)TBS
そんな乃木を救ったのが、日没後にラクダで近くを通りかかったアディエル(Tsaschikher Khatanzorig)と娘・ジャミーン(Nandin-Erdene Khongorzul)だった。2人は乃木が手にしていたスマートフォンの光に気づいたのである。
アディエルの家で目を覚ました乃木は、親子の看病によって体力を回復する。
アディエルは2年前の事故で妻を亡くし、ジャミーンと二人暮らし。ジャミーンはその事故を目撃したショックから言葉を話すことができなくなっていた。
アマン建設のあるセドルへ…
翌日、乃木はアディエル親子とともにラクダで砂漠を横断し、セドルへ向かった。
警察署前で親子と別れた乃木は、買収していた警察官を伴い、返金を求めてアマン建設のザイール(Erkhembayar Ganbold)のもとを訪れる。しかしザイールは「金なんてない」と取り合わない。
警察官の一人が「大人しくコイツに金を返せ!」と怒鳴ると、ザイールは突然拳銃を取り出し、その警察官を射殺してしまう。
周囲の警察官に銃を向けられても、ザイールは「早く撃て。俺が死んだらダイヤは出てこない」と動じない。
さらにザイールは乃木に歩み寄ると、「お前がヴィヴァンか? ヴィヴァンなんだろ?」と迫る。その直後、ザイールは「家族を守るためにはこうするしかない。すべてはお前のせいだ」と言い残すと、体に巻き付けていたダイナマイトを起爆させ、自爆してしまったのだった。

公安警察の野崎守(右)に助けられ、爆発寸前で建物の外へ飛び出した乃木 (C)TBS
爆破事件の犯人と疑われ…
乃木はアマン建設に潜伏していた公安警察の野崎守(阿部寛)に助けられ、間一髪で建物の外へ退避したが、爆発に巻き込まれて負傷し、病院へ搬送された。
一方、アマン建設の外で乃木を見守っていたアディエルは、爆発によるけがで命を落としてしまった。
乃木は野崎のおかげで九死に一生を得るも、爆破事件の犯人と疑われ、野崎と現地の日本人医師・柚木薫(二階堂ふみ)とともに、チンギス(Barslkhagva Batbold)率いるバルカ警察に拘束されてしまった。
警察のバンに押し込められた3人。しかし運転席にいたのは警察官ではなく、野崎の仲間であるドラム(富栄ドラム)だった。
ドラムはバンの助手席に乗り込んだ警察官に肘打ちを食らわせると、後部座席の野崎も手錠をかけられたままの手で別の警察官の首を絞めて意識を失わせ、バンを使って逃げることに成功した。
砂漠を進むバンの中で、ようやくお互いの素性を知った3人。乃木は野崎に「僕は大きな事件に巻き込まれたってことですか?」と尋ねると、野崎は「お前は世界中を巻き込む大きな渦に入り込んだ。日本警察が責任を持ってお前を保護する」とだけ告げ、詳細を明かさなかった。

有力者の手引きで小さな町を歩く乃木たち (C)TBS
バンは日本大使館のあるバルカ共和国の首都・クーダンを目指していたが、逃走中に受けた警察からの銃撃で車両の燃料タンクが損傷。途中の小さな町に立ち寄らざるを得なくなる。
野崎が事前に懐柔していた有力者の手引きでモスクへ身を隠したものの、住民の密告によって居場所が発覚してしまう。チンギス率いる約30人の警察官はモスクの礼拝堂へ突入したが、すでに乃木たちは脱出した後だった。
チンギスたちは警察犬による追跡に切り替えたが、一行は汲み取り式便所の肥溜めへ身を潜め、強烈な臭いで追跡をかく乱する。
その間にドラムが町の小屋を爆破し、警察の注意をそらしたことで、一行は再び町を脱出することに成功した。

ダンプカーを手配して得意気な表情のドラム (C)TBS
遊牧民にまぎれ…
その後、砂漠の小さな村へたどり着いた4人は、遊牧民の衣装に着替え、首都クーダンを目指して馬で移動することになった。
しかしクーダンへ入るためのルートでは検問が行われており、さらに3人は指名手配されていた。
そこで乃木たちは、遊牧民に紛れて検問を突破する作戦に。羊とヤギの群れに混じりながら検問へ近づくが、その先ではチンギスが待ち構えていた。
すると野崎は、顔を覆っていたスカーフを突然下ろして、チンギスに素顔をさらす。チンギスが異変に気づいたその時、野崎の合図でドラムが銅鑼を打ち鳴らすと、驚いた羊とヤギは暴走を始める。大混乱の中、一行は馬を走らせて検問を突破した。
チンギスは乃木たちを目で追ってはいたが、狙撃することができなかった。バルカでは食用以外の目的で動物を傷つけてはならないという教えが根付いていたためだ。羊やヤギを轢いてしまう危険があるため、パトカーも追跡できなかった。
検問突破後、馬で市街地へ迫る一行。しかし日本大使館周辺には厳重なバリケードが築かれていた。そこで乃木たちは自動車修理工場で馬を降り、ドラムが用意していた古びたダンプカーへ乗り換える。

荷台で必死に揺れに耐える(左から)柚木薫、ドラム、乃木 (C)TBS
野崎が運転席へ座り、残る3人は荷台へ。強行突破を図るためだった。
大使館前の道路は既にたくさんのパトカーで封鎖されていたが、野崎はアクセルを踏み込み、次々とパトカーを弾き飛ばしながら正門付近まで突進する。
4人はダンプカーから飛び降りると、パトカーの屋根を駆け抜け、そのまま治外法権が適用される日本大使館の敷地内へ飛び込んだ。
世界中を巻き込む大きな渦とは…
ようやく安全を確保した一行は、疲労のあまり大使館のソファで眠り込んでいた。乃木は夢の中で、武装勢力に追われ、両親とともに逃げ惑う光景を見ていた。
目を覚ました乃木は、野崎に大使館の屋上へ連れ出される。乃木は以前から抱いていた疑問を野崎にぶつけた。
「世界中を巻き込む大きな渦とは、いったい何のことなんですか?」
すると野崎は逆に尋ねる。
「どうやってザイールの居場所を突き止めたんだ?」
さらに野崎は、ザイールが最期に乃木へ何を話したのかを問いただす。ザイールは新興テロ組織の幹部だったのだ。
それに対し「『ヴィヴァン』と言っていました」と乃木。そこへ目を覚ました薫も屋上へ現れ、3人で「ヴィヴァン」という言葉の意味を考えるが、答えは見つからなかった。

馬に乗ったノコル(左)とノゴーン・ベキ (C)TBS
場面は変わり、草原。
馬に乗ったノコル(二宮和也)がノゴーン・ベキ(役所広司)のもとへゆっくりと近づくと、「悲しい知らせがあります。アディエルが爆破事故に巻き込まれて亡くなりました」と告げる。
「ジャミーンは?」と尋ねるベキに「大丈夫です。けがをしましたが、今は病院に…」とノコル。
ベキは「また一人にさせてしまったな。退院したら、今度は我々が面倒を見る」とつぶやくのだった。
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