【現地発】ダンフリース、フラーフェンベルフ、サマーフィルの右サイドとどう対峙する…左のキーマン・中村敬斗が語った「守備から入る」重要性【W杯】

オランダ戦は中村の攻守にわたるパフォーマンスが、一つのキーポイントになるだろう(C)Etsuko MOTOKAWA
北中米ワールドカップ(W杯)初戦・オランダ戦(ダラス)がいよいよ現地時間6月14日に迫ってきた。前キャプテン・遠藤航(リバプール)の離脱というアクシデントを乗り越え、彼らは貪欲に勝利にこだわらなければいけない。
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日本が参戦した過去7回のW杯で、初戦を落とした1998年フランス、2006年ドイツ、2014年ブラジルの3大会は全てグループリーグで敗退している。
そのうち、1回を経験している長谷部誠コーチは「今大会は48か国出場に拡大し、仮に初戦でうまくいかなかったとしても、3位の12チーム中8チームは決勝トーナメントに行ける。そのレギュレーション変更も頭に入れておく必要がある」と事前取材で前向きに話していた。
だが、遠藤というリーダーを欠き、激震が走った今の日本代表にそこまでのリバウンドメンタリティを持てるかどうかは未知数。やはり初戦は勝ち点を確保することに集中すべきではないか。
そこでポイントとなるのが、オランダ封じの守備。スタメンが有力視される中村敬斗(スタッド・ランス)も「自分は攻撃がストロングポイントですけど、まずは守備から。ボールを持たれる時間が長くなると思うので、しっかり相手の攻撃をつぶして、守備からまずは入ることが大事」と強調していた。
特に中村の対面には、相手右サイドバック(SB)のダンフリース(インテル)がいて、右MFフラーフェンベルフ(リバプール)、右FWサマーフィル(ウエストハム)も陣取っている。オランダの強力な右トリオは破壊力十分。直近テストマッチだった8日のウズベキスタン戦でも、前半の先制点を誘発したのは、サマーフィルの突破からだった。
だからこそ、中村は単にダンフリースとマッチアップするだけでなく、中寄りに動くフラーフェンベルフをケアし、サマーフィルのところにもサポートに行かなければならない。
「まぁまぁまぁ(守備を)1人でやるわけではないので。僕もチームメイト、みんなとやっているので、味方と連携してうまく守れればいいと思う」と本人も自信をのぞかせた。
さらに言うと、リスタートも徹底的につぶす必要がある。11日の韓国対チェコを見ても、チェコのゴールはロングスローからの一発だった。12日にカナダと引き分けたボスニア・ヘルツェゴビナの先制点も右CKからの流れということで、いかにセットプレーが重要なポイントになるかよく分かるだろう。
そのあたりも中村はもちろん心得ているはず。初のW杯公式戦に向け、「本当に試合が楽しみです」と笑顔を見せる余裕があるところも心強い要素。南野拓実(モナコ)、三笘薫(ブライトン)が負傷離脱した今、背番号13は攻撃陣の絶対的主軸。3月のイングランド戦(ロンドン)のように、見る物を驚かせるパフォーマンスを前面に押し出してほしいものである。
[取材·文:元川悦子]
