2001年にリヨンに入団し、リーグ5連覇の原動力となった元ブラジル代表ジュニーニョ・ペルナンブカーノ。先週の欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦でASローマに敗れ、試合後の“弱気”な発言がクローズアップされたが、今度はリヨンとの契約延長をめぐる発言で注目を集めている。

 ジュニーニョは2月に、来季の終わりで満了する契約を1年間延長することでクラブと合意に達した。しかしさらにもう1年、2010年までの契約を希望し、それが認められないなら「クラブを出る可能性もある」とレキップ紙に語った。

 32歳のジュニーニョは、2010年まで現役続行を考えている。「引退はリヨンで、と思っていたが、いまは何が起こるかわからない。会長はつねに話を聞いてくれる。リヨンで現役を終えられるよう努力してくれるはずだ」と話し、CL敗退を機に来季に向けた補強を思案するオラス会長に“プレッシャー”をかけた。

 なおジュニーニョは、13日に行なわれるメモリアル・マッチで、マンチェスター・ユナイテッドと対戦する欧州選抜チームのメンバーに選ばれていたが、内転筋の炎症を理由に出場を辞退した。ジュニーニョの代わりに、同じリヨンのシェルストレム(スウェーデン)が出場する。