リーグ・アン第28節(10日)でソショーと対戦したボルドーが2-0で勝ち、順位を5ヶ月ぶりに5位に上げた。3位のリール、4位のトゥールーズと勝ち点で並び、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場枠争いに食い込んできた。

 試合は一進一退の攻防が続いたが、両チームとも決定的なチャンスをほとんど生み出せず、数少ないチャンスを確実にものにしたボルドーが勝利を得た。1点目は前半ロスタイムにミクーがフリーキックを直接ゴール。2点目は後半のロスタイム、故障から2ヶ月ぶりに復帰したFWダルシュビルがディフェンスの裏に飛び出し、相手GKとマンツーマンになると、フリーのカベナギへ冷静にパス。シーズン途中でスパルタク・モスクワから移籍し、ボルドーで3試合目の出場となったアルゼンチンの若手に、リーグ・アン初ゴールをプレゼントした。

 シーズン前半は、FWの決定力不足に泣いたボルドー。エースストライカー、ダルシュビルの復帰と補強したカベナギの初ゴールは明るい材料だ。加えて、冬の移籍期間にランスから獲得したブラジル人FWジュシエ(2003年に柏レイソル在籍)が6試合目でいい動きを見せた。

 ボルドーのリカルド監督は試合後、レキップ紙に「シーズン初めから育ってきたチーム・スピリットが実りつつある。チームがようやく出来上がったところだ」と語り、残り10試合で2年連続のCL出場権を獲得する自信をのぞかせた。