昨年のヨーロッパチャンピオン、バルサがチャンピオンズリーグ(CL)の舞台から姿を消した。リバプールとの決勝トーナメント1回戦第2戦、アンフィールドでは0−1と勝利をおさめたものの、ベスト8進出へ導く2点目のゴールは奪えず、アウェイゴールの差でCL敗退が決まった。カンプ・ノウでの敗戦が大きく響く結果となった。

チャビ:
「僕らはあらゆる手段を尽くした。でも、2点目を奪うには時間が足りなかった。全力を尽くしたし、後半は僕らのペースだっただけに残念だ。この敗退から立ち直るには時間を要するだろうね。残念だけれど、僕らにはリーガと国王杯と2つのタイトルが残っている」。

デコ:
「厳しい試合だった。相手はディフェンスをしっかり堅めていたからね。CL敗退はショックだよ。でも、失敗じゃない。フットボールは勝つか負けるかのどちらかだ。常に勝てるわけじゃない。僕らはCLのタイトルをまた獲得するという希望を持って戦ってきたが、毎年獲得できるタイトルではないってことも分かっていた。チームがあらゆる手段を尽くして戦ったってことが何より大事なこと。今度はリーガ優勝を目指して戦う時。もちろんCL敗退はつらいことだよ。でも、乗り越えなきゃいけないんだ。土曜日にはレアル・マドリーとの試合が待ち受けているんだからね」。

ロナウジーニョ:
「僕らの期待通りとはならなかったね。でも、今すぐ気持ちを切り替えないといけない。今週末には重要な試合が控えているし、残念がっている時間はないんだ。リバプールはとても集中していたし、厳しい戦術をとってきた。僕らにスペースを与えてくれなかったし、厳しかったよ」。

イニエスタ:
「CL敗退が決まりとても残念だ。この状況はつらい。第1戦目の結果が響いた。ロッカールームはどんなかって?それは想像にまかせるよ」。

テュラム:
「ホームでの第1戦を落とし、アンフィールドで勝つ可能性はあったが、難しかったね。CL敗退はとても大きなショックだ」。

CL2連覇を目指したバルサの選手たちにとって決勝トーナメント1回戦での敗退は相当なショックであることは間違いない。それは選手たちのコメントからも伺い知れる。しかし、それを悔やんでいる暇はない。バルサにはリーガ3連覇と国王杯のチャンスがまだ残されている。スペイン国内の2冠達成に集中していくことだ。そのためにも、まずは今週末に行われるレアル・マドリーとの“クラシコ”に向け気持ちを切り替えることだ。

(スペイン通信)