住んで2年、やっぱり正解だった。注文住宅でドアを「引き戸」にこだわった理由
リノベや注文住宅を考えるとき、どんな間取りにすればよいかはいちばんの悩みどころ。約2年前に注文住宅を建てたESSEonlineライター佐藤望美さんは「水回りを横並びにすること」にこだわって間取りを決めたそうです。その理由について詳しく聞きました。

介護を見据えた家づくり、水回りは近い方がいい

筆者は夫と小学生2人の4人暮らし。延床面積86.94平米(約26坪)の注文住宅を、約2年前に建てました。
間取りにはかなりこだわりましたが、なかでも譲れなかったのは水回り。洗面所とトイレ、浴室を一直線に配置することでした。今だけでなく老後の暮らしまでを想定した結果、近い方がいいだろうと思ったからです。
介護される状態になると、介助者にトイレやお風呂の世話を頼むことになります。その際に、移動しやすい方が絶対にいい。粗相してしまうなど衣服が汚れてもすぐに対応できるし、そのままお風呂に連れて行きやすいからです。
家のドアはすべて「引き戸」に

ドアも開き戸ではなく、引き戸にすることは譲れない条件でした。以前、ある著名人の家を取材した際に「車椅子を利用中の親の介護をしていたとき開き戸に苦労した」という話が頭に残っていたからです。
わが家は、浴室もトイレも引き戸に。ほかの部屋にはあまりドアをつけなかったのですが、設置した場所はすべて引き戸です。ちなみに、洗面所の入り口にはドアは設けませんでした。
狭いトイレで車椅子が通れる幅とスペースを確保するのは大変。中まで車椅子で入って方向転換するのは厳しくても、車椅子に乗る人または介助者がドアを開けやすいだけというだけで、随分違うはずだと思っています。
トイレと洗面所が隣り合うメリット

それに、トイレと洗面所が隣り合っていることで、トイレの手洗い場をわざわざつくらなくてもすみます。トイレをタンクレスにすることもあらかじめ決めていたので、なおさら洗面所はすぐ隣に設置する必要がありました。
敷地がそれほど大きくない家だからこそ、無駄なく効率的な間取りを考えるのは大変でした。でも、私たち家族の希望をうまく反映してくれた建築士さんには感謝です。
暮らしのイメージをしっかり持っておくこと、間取りそのものでなくとも「こうしたい」という希望を伝えることが、大事だなと再認識しています。
これからリノベや注文住宅の計画がある人は、ぜひ参考にしてみてください。
