N国・立花孝志党首 “援護”する斎藤氏と選挙期間中に距離を取ったワケ「僕が選挙違反だと言われた時…」
斎藤元彦前知事(47)の失職に伴う兵庫県知事選に立候補した「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首が17日、ニコニコニュースの選挙特番「兵庫県知事選2024 開票特番〜県民の選択は?畠山理仁・石戸諭が徹底解説〜」に生出演し、この日投開票された知事選で再選が確実となった斎藤氏との距離感について語った。
立花氏は出馬しながらも、再選を目指す斎藤氏を応援する異例のスタンスを表明していた。「当選は考えていない。斎藤氏に対してプラスになるような選挙運動をしたい」と、異例の形での援護射撃を誓っていた。
この日も各社が斎藤氏の当確を打つと、「まずおめでとうございます」と祝福。「私の訴えをよく聞いていただいて、敗戦というか、最初から入れないでとお願いしていたので、それを変に裏に取らず、理解していただいてありがとうございます」と、有権者に感謝した。
斎藤氏と初めて顔を合わせたのは、自身が出馬を表明した後の討論会だったという。「最初にお会いしたのが討論会で、出馬表明をした日曜かな?27日だったかな?控室で斎藤さんの方から。僕は話しかけるつもりはなかったけど、斎藤さんの方から“初めまして”と。どうもって名刺を渡して、“名刺はないんです”と向こうがおっしゃるから、結構ですと。それだけです」。簡単なあいさつだけで終わり、討論会でも斎藤氏に質問することはあえてしなかったという。
あからさまに距離を取っていたのには、理由があった。「僕が選挙中に話をして、2人がつながっていて、僕が一方的にやるならいいけど、もし僕が何かで選挙違反だと言われた時に、彼に連座制(で責任を負わされること)になるのが絶対嫌だった」。スタッフを通じて斎藤氏に事情を説明すると、大きくうなずいていたといい、「“(スタッフからは斎藤氏が)あからさまに話したそうでした”とは言われた」と打ち明けていた。