パリに続く“世界チャンピオン”へ 小田凱人&上地結衣がツアー頂上決戦で好スタート 車いすテニスマスターズ
車いすテニスの世界トップ8人だけが出場できる国際大会「NEC車いすテニスマスターズ」。日本からは男子シングルスに小田凱人選手、女子シングルス&ダブルスに上地結衣選手のパリ金メダリストたちが出場しています。
マスターズは車いすテニスのITFツアーを締めくくる大会として毎年開催され、この大会を勝利した選手はその年の“世界チャンピオン”となります。
世界ランキング1位の小田選手は2022年大会、16歳で史上最年少優勝を果たしていて、今大会では2年ぶり2度目の栄冠を目指します。11日の初戦では53歳にして地元フランスでパラリンピックを戦ったステファン・ウデ選手に2-0で勝利。13日には世界ランキング5位のゴードン・リード選手と戦います。
一方、世界ランキング2位の上地選手は、2013年に女子シングルスで日本勢初優勝。2016年大会以降は7大会連続準優勝も、今大会は6連覇中の絶対女王ディーデ・デ フロート選手が欠場しているため11年ぶりの優勝が期待されます。ここまでシングルス、ダブルスともに2戦連続ストレート勝ちと、その強さを存分に発揮しています。
男女シングルスで2人そろって優勝となれば、国枝慎吾さんと上地選手が優勝した2013年大会以来の快挙。小田選手と上地選手、夏のパリパラリンピックで金メダルを手にした両者が再び頂点に立ち、車いすテニス界にまた新たな歴史を刻むのか注目です。