23年は…(C)共同通信社

写真拡大

《ま、50-50でしょうね。大谷、大谷だし》

 ネット上には、早くもこんな冷ややかな声がある。

 5日に2024年の「新語・流行語大賞」のノミネート30語が発表され、「裏金問題」や「新紙幣」、メディアで多く取り上げられた「新NISA」、「トクリュウ」に、今夏のパリ五輪に関連する「初老ジャパン」「ブレイキン」などが選出。ドジャースの大谷翔平が達成したメジャー史上初の50本塁打ー50盗塁を表す「50ー50」もノミネートされていることが分かると、

《50-50か裏金問題が抜けており、大谷のほうが国民受けするので50-50が大賞》
《一部に発言力のある野球ファンの選考委員がいるからなのか、やたら野球関連の大して流行りもしなかった言葉が選ばれがちに思います》

 と、年間大賞に大谷の「50ー50」が選出されるとの予想が相次いだ。 実際、年間大賞は、

 2021年の「リアル二刀流/ショータイム」(エンゼルス・大谷翔平

 2022年の「村神様」(ヤクルト・村上宗隆)

 2023年の「アレ(A.R.E.)」(阪神・岡田彰布監督)

 と、3年連続で野球関連用語が選出。過去10年を見ても、

 2015年の「トリプルスリー」(ソフトバンク・柳田悠岐、ヤクルト・山田哲人)

 2016年の「神ってる」(広島・緒方孝市監督、鈴木誠也)

 と、野球関係が席巻しているのは事実だ。

 昨年、年間大賞に阪神の「アレ(A.R.E.)」の受賞が決まるや、SNSでは、

流行語大賞ははやく『おじさん野球用語大賞』に改名しろや》
《野球ばっかだな〜》
《野球キモ》

 などと、受賞を疑問視する声が散見されただけに、大谷の「50ー50」が年間大賞を逃す可能性もありそうだ。