【危険】大事に乗っている「スカイラインGT-R」のワイパーに、“高価買取”のチラシが! 実は「盗難の目印」なの? 気を付けるべきポイントも解説

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ハイブリッドカーや電気自動車など、エコカーが増えている現在において、2000年頃まで売られていたスポーツカーは希少価値が高くなっています。 今回の相談のように「高値で買い取ります」といった謳い文句を業者がチラシをワイパーなどに挟むことがしばしばあります。このチラシは本当に高値買取してくれるものなのか、気をつけなければならない点があるのか、本記事で解説します。

「高価買取」のチラシは本当なのか?

愛車のワイパーに「高価買取」のチラシが挟まれたら要注意です。なぜなら、あなたの車が狙われているからです。街中には数多くの車が駐車されているのに、希少価値のある車にだけチラシが挟まれる、ということは、少なからず「その車に興味がある」ということです。
チラシにはおおよその買取金額と電話番号、業者名や古物商番号などが記載されています。これを一見するとあたかもロードサイドにあるような買取業者のように見えますが、一部のチラシはそれらの情報が全くのデタラメということもあるようです。
そのため、「高値で買い取ってもらえる!」とチラシに記載されている電話番号に連絡を取る前に、本当に実在している業者なのかを調べる必要があります。インターネットで業者名を調べるのはもちろんですが、各都道府県の古物商データベースで番号検索をするという方法も有効です。
 

チラシが挟まれたら要注意

愛車に高価買取のチラシが挟まれると、その車が買取以外のかたち、例えば盗難などの危険に晒されているということに置き換えることができます。今回のスカイラインGT-Rをはじめとした国産スポーツカーやトヨタのハイエース、ランドクルーザーなどは、海外で高値で取引されるため盗難されるリスクが高くなっています。
一説には、チラシが挟まれると「目をつけているよ」のサインで、そのチラシがどれくらいの期間で撤去されるか、つまり車にどれくらいの頻度で接近して気をつけているかというのを確認している、1つの指標となっているとのこと。
また、チラシ以外にも車の後輪部分に空き缶を置くなどして、車が実際に動いているのか調べるという、何重にも巡らされた巧妙な罠を仕掛けているという情報も見受けられます。スポーツカーに限らず、海外で人気が出る車を保有している人は、チラシが挟まれた時点で十分な注意をしなければならないでしょう。
 

チラシが挟まれたら買取ではなく盗難予備軍の可能性が高い! 注意しよう

自分の愛車にチラシが挟まれたら、「車が高く売れるかも?」と期待するのではなく、「盗まれるかもしれない」あるいは「詐欺かも?」と危機感や疑いを持つことが大切です。
これは必ずしもスポーツカーに限られた話ではありません。インターネットやSNSでは連日のように「車が盗まれた」という投稿を見聞きします。
愛車が狙われる前に駐車場を見直したり、セキュリティを強化したりするなど、自衛することで愛車の盗難を防ぐことができるでしょう。カーセキュリティを専門とするショップもあるようですので、このようなお店に相談するのも1つの方法といえます。
そもそもの話ではありますが、このような盗難事件が起こらない社会というのが望ましいですが、それを叶えるのは難しいかもしれません。自分の愛車は自分で守る気持ちでいるようにしましょう。
執筆者:宇野源一
AFP