巨人ドラ2浦田はパリ五輪代表8人輩出「タレント発掘事業」出身の遊撃手「日本を代表する選手になりたい」
巨人からドラフト2位指名された九産大・浦田俊輔内野手(22)が28日、福岡市の同大で指名あいさつを受けた。
福岡県が推進している世界レベルのアスリート育成を目指す「タレント発掘事業」出身。パリ五輪代表を8人輩出し、フェンシング女子サーブル団体で高嶋理紗と福島史帆実は銅メダルに輝いた。走攻守三拍子そろった遊撃手は「ここがスタートライン。15年以上活躍できる、日本を代表する選手になりたい」と抱負を語った。
同事業の選考を小学5年時に突破し2年間受講。スキーやフットサル、バスケットボール、空手、レスリングなど約20種目を経験した。「薙刀(の成績)が高かった。フットワークであったり、いろんなスポーツの動きが野球につながったと思う」。さまざまな競技に触れたことで、1メートル71と小柄ながら50メートル5秒8の俊足、安定感ある守備力の土台が培われた。
福岡六大学リーグでは今秋、不動の1番打者として2季連続MVPと初の首位打者(打率・488)のほか、4季連続ベストナイン、3季連続盗塁王を獲得。「1年目は規定打席到達を一番に掲げたい。将来は首位打者、ベストナイン、盗塁王、ゴールデングラブ賞を獲りたい」と力強かった。