元ジャンポケ斉藤慎二「俺は水原一平じゃない」「言い値で利子をつけるから」…人気芸人が溺れた「借金地獄の全真相」

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借金トラブルの「全真相」

実力派お笑いトリオとして活躍した芸人が溺れたのは「借金」という深く暗い沼だった――。

10月7日に不同意性交の疑いで書類送検された元ジャングルポケットの斉藤慎二(41)。斉藤は今年7月、番組撮影のために用意されていたロケバス車内で20代の女性タレントに性的暴行を働いたとされる容疑がもたれている。所属する吉本興業は7日付けで斉藤の契約解除を発表。しかし、その要因は書類送検だけではなかったという。

「『週刊文春』は契約解除に至った理由について斉藤の借金問題があったと指摘。記事では斉藤がギャンブルにハマり、誰彼構わずカネを無心していたとされています。かねてから吉本はこの斉藤の借金事情を問題視しており、吉本ファイナンスを通して借金を一本化。他の芸人たちへの返済を立て替えたこともあったそう。今回の契約解除は書類送検だけではなく、本人の素行にも大きな要因があった」(スポーツ紙記者)

同誌によれば吉本は斉藤を案じ、ギャンブルの治療プログラムを受けさせようとしたが、本人は「もうギャンブルはやめました」と一蹴。実際、芸人仲間の一人は借金地獄へと陥っていた斉藤についてこう話す。

明かされる「借金地獄」

「彼が周囲から借金を重ねるようになったのは3年ほど前だったと思います。それまではカネを必要としている素振りは見受けられなかった。芸人仲間たちに対して突然、電話を寄こしては『今すぐ金が必要。いくら貸してくれるか?』と直談判。それも電話に出るまでかけ続けるほど切迫している様子でした。

渋る人に対しては簡単に引き下がらず『言い値で利子をつける』『いくらで返せば貸してくれるのか』と、とにかく必死の交渉を続けていた。あまりの様子に引いてしまう関係者も多かった。頼む額も最初のうちは30万、50万だったのが徐々に数百万単位へと膨れ上がっていき、返済が遅れることも度々あったと聞いています」

しかし、借金の理由については芸人仲間らがいくら訪ねても要領を得ない内容ばかりを繰り返していたという。

「ある芸人仲間には『実家に借金があって、それを返さなければならない』と説明していた。しかし、別の芸人には斉藤が馬主となっていたオマタセシマシタを引き合いに『馬の餌代がなくて困っている』と言う時も。またある知人には『税金関係の支払いが遅れてしまっている』と釈明することもありました。

家の借金であれば斉藤クラスの稼ぎなら時間がかかっても返済は可能だろうし、そういう事情なら吉本に説明して一旦肩代わりを相談する手だってある。馬の餌代だって払えなければ手放せばいいだけ。芸人仲間らも可能な限り貸してはいたものの、斉藤の主張に首を傾げるしかなかった」(前出の芸人)

「お前、一平じゃないだろうな」

次第に周囲の間で浮上したのが斉藤のギャンブル疑惑だった。別の事務所関係者はこう語る。

「一部の芸人仲間も『これほど借金を重ねるのはギャンブルしかない』と断言する人まで出始めた。ちょうど大谷翔平の元通訳・水原一平詐欺事件のニュースが報じられた頃、芸人仲間の一人が『お前、まさか一平じゃないだろうな』と冗談っぽく本人に投げかけたことがあったようです。斉藤は『違いますよ』と即答したそう。

それどころかギャンブル好きの芸人仲間には『ギャンブルはやめたほうがいい。俺は競馬番組のMCはしていてもカネは賭けていない』と忠告する場面もありました」

前出の芸人仲間も借金の理由についてこう語る。

「周囲が『一体何に使っているのか』と聞いてもあいまいな返答ばかり。カネを借りるためにウソをついているとしか思えなかった。芸人界隈の間でも斉藤に対する不信感が募る一方。知人の中でも『あいつには虚言癖がある』と吐き捨てる人までいる始末でした。最後の頃には先輩芸人たちにもカネの用立てをお願いするようになり、芸人仲間らが彼に貸した総額は数千万にのぼると思います」

人気芸人として活躍する裏で人知れず泥沼の借金地獄へと落ちていったとされる斉藤。つづく後編記事『【独占直撃】に元ジャンポケ斉藤慎二が語った「書類送検」「借金地獄」…そして知人が明かす「緊迫の借金交渉」の一部始終』では実際に斉藤からカネを無心された社長A氏が明かす《緊迫の借金交渉》の様子、そして独占直撃で記者に語った本人の言葉を詳しく報じる。

【独占直撃】に元ジャンポケ斉藤慎二が語った「書類送検」「借金地獄」…そして知人が明かす「緊迫の借金交渉」の一部始終