欧州各地で日本人選手が活躍【写真:GettyImages & ロイター】

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代表戦士含む日本人が欧州で大活躍

 日本代表は、10月の2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の2連戦で1勝1分の成績を残した。

 各クラブへ帰還した選手たちがそれぞれ活躍し得点やアシストを記録している。

 10月19日に行われたドイツ1部ブンデスリーガ第7節でフライブルク所属の日本代表MF堂安律がアシストを記録。アウクスブルクとの試合で前半アディショナルタイム1分、右サイドから浮き球のパスでDFクリスティアン・ギュンターのゴール演出しフライブルクに3点目をもたらした。

 ドイツ1部ボルシアMGの日本代表DF板倉滉も好調だ。同じくブンデスリーガ第7節、ハイデンハイム戦にフル出場。すると1点ビハインドで迎えた前半22分、左サイドからのクロスがこぼれ、相手のペナルティーエリア内まで上がっていた板倉の元へ。右足を振り抜き今季初得点をマークしている。

 また現地時間19日のオランダ1部リーグ第9節ではフェイエノールト所属のFW上田綺世が今季3得点目を決めた。ゴー・アヘッド・イーグルス戦の後半13分、右からのグラウンダーのクロスをMFアントニ・ミランボが絶妙なスルーで奥の上田へ届ける。冷静にネットを揺らした得点は現地メディア「sportnieuws.nl」から「今夜最高のゴール」と評されていた。

 スコットランド1部セルティックは日本人のゴールで勝ち点1をもぎ取っている。スコティッシュ・プレミアシップ第8節のアバディーンFC戦の前半24分の先制弾はFW古橋享吾のマイナスの折り返しから、日本代表MF旗手怜央が豪快に決めたものだった。また3分後には旗手のシュートが相手のDFにブロックされ、こぼれたところを古橋が押し込む形でセルティックが2点目。後半に2失点し追い付かれてしまったが、セルティック専門メディア「Celts are Here」は「旗手怜央がセルティックの中盤を制した」と日本代表MFの2得点に絡む活躍を絶賛している。同じく日本代表のFW前田大然もスタメン出場しており、後半20分までプレーした。

 イングランド2部では、ルートン・タウンの25歳DF橋岡大樹がふくらはぎの負傷から戻り戦線復帰。第10節ワトフォード戦(3-0)で、後半開始からピッチに立ち勝利に貢献した。同じ英2部ブリストル・シティでは、ミドルズブラ戦でFW平河悠が移籍後初ゴールを記録。今年7月にFC町田ゼルビアからレンタル移籍した23歳が欧州で結果を残している。

 イングランド1部プレミアリーグでは、ブライトンのMF三笘薫が第8節ニューカッスル戦の後半15分から途中出場。何度も惜しいシュートを放ち1-0の勝利に貢献しており、ホームで1月14日以降負けなしだったニューカッスルにおよそ10か月ぶりの黒星を付けている。スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、ラ・リーガ第10節のジローナ戦で後半20分からピッチへ。得点こそならなかったが、チームは敵地で1-0の勝利を勝ち取っている。(FOOTBALL ZONE編集部)