バイエルンが関心寄せるも…レヴァークーゼンCEO、ヴィルツの“国内売却”に難色

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 レヴァークーゼンのフェルナンド・カッロCEO(最高経営責任者)が、去就に注目が集まるドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツについて言及した。17日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 2003年5月3日生まれで現在21歳のヴィルツは2020年1月にレヴァークーゼンの下部組織へ加入し、同年5月にトップチームデビューを飾った。徐々に出番を増やしていくと、近年は攻撃の主軸に定着し、ここまで公式戦通算162試合の出場で47ゴール51アシストを記録。背番号「10」を託され臨んだ昨シーズンは、公式戦49試合の出場で18ゴール20アシストをマークするなど躍動し、ブンデスリーガ史上初の無敗優勝に大きく貢献した。

 成長著しいヴィルツを巡っては、バイエルンやレアル・マドリード、マンチェスター・シティ、アーセナルら複数メガクラブからの関心が明らかに。レヴァークーゼンとの現行契約は2027年6月末まで残されているものの、来夏の移籍の可能性が取り沙汰されている。

 去就に注目が集まるヴィルツについて、レヴァークーゼンのカッロCEOは「サッカーでは何も約束することはできない」と前置きしつつ、「言うまでもなく、我々は自国リーグの直接のライバルに最高の選手を売却したいとは思わない。これはヨナタン・ターにも伝えたことだ」と言及。その上で「もし、彼(ヴィルツ)がずっとこのクラブにいてくれたら我々は幸せだ」と言葉を続けた。

 なお、レヴァークー然は来夏の移籍市場でヴィルツを売却する場合、少なくとも1億5000万ユーロ(約244億円)程度を要求する可能性が高いと報じられている。