賭博違反疑惑のパケタ、情報漏洩と不正確な報道に怒り「極めて深刻な問題」…FAに調査依頼

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 ウェストハムに所属するブラジル代表MFルーカス・パケタが17日に公式X(@LucasPaqueta97)を更新し、自身の賭博違反疑惑について綴った。

 現在27歳のパケタは母国の名門フラメンゴの下部組織出身で、2016年にトップチームへ昇格した。2019年1月に加入したミランでは目立った活躍を見せられなかったものの、2020年夏から約2年間在籍したリヨンで攻撃の主軸として躍動。2022年からはウェストハムでプレーしており、ここまで公式戦通算93試合の出場で15ゴール14アシストをマークしている。

 昨シーズンからは「10番」を背負い、ウェストハムの中心選手として活躍しているパケタだが、賭博規則に違反した疑いが浮上し、国際サッカー連盟(FIFA)やイングランドサッカー協会(FA)の調査対象に。本人は一貫して疑惑を否定しているものの、FAは賭博市場に影響を与えるという不適切な目的で意図的にイエローカードをもらった疑いがあるとして5月に同選手を告発している。

 違反が認められた場合には、長期間の出場停止処分を科される可能性があるとも報じられているパケタ。17日に自身の公式X(@LucasPaqueta97)にて、賭博違反疑惑に関する不正確な報道が一部でなされていると指摘しつつ、FAに情報漏洩に関する調査を依頼する意向を明かした。

「イギリスとブラジルの両国で最近公開された僕の訴訟に関する誤解を招きかねない不正確な記事を読み、苛立ちを感じるとともに動揺している。情報の一部は完全に虚偽であり、僕の立場を弱くするためのものと思われる。虚偽で誤解を招くような記事であるにも関わらず、情報源が明らかにこの事件に近い人物であることも気がかりだ。FAの手続きには守秘義務があるはずで、これは僕と家族にとって極めて深刻な問題だ」

「不正確な情報がマスコミにリークされ、公表され続けていることで、僕が公正な審理を受ける機会が危険に晒されている。そこで、例え不正確であったとしても、この件に関する情報がどのように世間に広がっているのかについて徹底的な調査を行うようFAに要請するため、弁護士に書簡を書くよう指示した。僕に対する疑惑を否認し続け、無実を証明したいと考えている」