【MLB】ドジャース 9−0 メッツ(10月13日・日本時間14日/ロサンゼルス)    

【映像】フリーマン、足を引きずり“魂の激走”

 メジャー屈指のナイスガイ、フリーマンらしさあふれるプレーだった。ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でメッツとのナショナル・リーグチャンピオンシリーズ第1戦に先発出場した試合は、ドジャース自慢の強力打線が爆発して9−0で圧勝。その原動力となったのはフリーマンの激走だったのかもしれない。痛めている右脚を引きずりながら激走する姿が「フリーマンの全力プレーがたまらん」「もう泣けるって」とファンの感動を呼んでいる。

 地区優勝を決めた9月26日(日本時間27日)のパドレス戦で右足首を負傷したフリーマンは、このポストシーズンでもスパイクの上からテーピングを施して強行出場するなど、コンディションは決して万全ではない中でグラウンドに立ってきた。この試合も「3番・ファースト」で先発出場し、大谷、ベッツ外野手との「MV3」トリオを形成した。

 迎えた1回裏、フリーマンはメッツ先発の千賀滉大投手と対戦し、フルカウントから四球を選び出塁。その後テオスカー・ヘルナンデス外野手も四球となったためフリーマンは二塁へ進塁して満塁というチャンスになった。

 5番のスミス捕手がセンターフライに倒れ、2死満塁となった中で打席に入ったのはマンシー内野手。カウント2−1から千賀が投げた4球目、甘く入ってきた92.0マイル(148キロ)のカットボールをジャストミートした。

 打球はセンター前へと落ちるタイムリーとなり、三塁ランナーのベッツは楽々と生還してドジャースは1点を先制。本来ならもう1点となる場面だが、二塁ランナーは右足首を痛めているフリーマン。さすがに還ってこないかと思われたが……フリーマンは右脚を引きずりながら生還。ホームインした直後、ベッツと抱擁するシーンも見られた。

 満身創痍のフリーマンが見せた大激走にドジャースベンチも大興奮。大谷もダグアウトで大喜びする様子が映し出された。そんなフリーマンの姿を見たファンは「フリーマンの全力プレーがたまらん」「もう泣けるって」「こんなプレー見せられたら勝つしかないな」と、そのプレーに感動したというコメントであふれ返った。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)