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 元NEWSでミュージシャンの手越祐也(36)が、13日放送の日本テレビ系バラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」(日曜後7・58)に出演し、4年ぶりに番組復帰した。番組では、ともに同じ企画に出続けていた宮川大輔との秘話を明かした。

 人気番組を盛り上げてきた名物キャラが、20年5月24日放送以来の登場となった。手越は「イッテQ」に、07年2月の番組開始時からレギュラー出演。チャラ男キャラが過酷な海外ロケに挑む姿で人気だった。20年5月に新型コロナウイルスの緊急事態宣言下で、飲食店に外出していたことが2度にわたって発覚。活動自粛となり、翌6月に事務所を退所した。これに伴い、「イッテQ!」など全レギュラー番組を事実上の降板となっていた。

 VTRでは、法被姿の「ウッチャンナンチャン」内村光良、宮川と再会を果たし、イタリアへ。イタリア北部のコマッキオで、うなぎ舟と呼ばれる舟を使ったレースに挑んだ。ロケの自撮り動画では、「ていっ!手越祐也です!」と、番組でのおなじみのポーズを久々に披露。しかし、舟に乗ると、バランスを崩して落下した内村のあおりを受けて手越も落下。さっそく「イッテQ!」の洗礼を浴びた。その後の練習でもゴール直前で落水のアクシデント。「ゴール前で、最悪。やっちまった!」と悔しがった。

 レース前日の夜。1人乗り、2人乗りの出場メンバーを決める中で、手越は「僕の気持ちっす」と前置きして話し始めた。「たまたまなんですけど、実は大輔さんがタイの祭りに来ている時に、僕もたまたまプライベートでタイにいて」。バンコクに同じ日にいるタイミングがあったといい、「“ここだけの秘密にしよう”と言って、会ったことがあったんです」と明かした。

 宮川からは熱いメッセージをもらったという。「その時に忘れられない一言が、大輔さんが、“次に手越君と会う時は、法被を着て、一緒に内村さんとともに3人で、ワッショイって言って必ず俺は手越君を迎えに行くから”って俺に言ってくれたんですよ」。隣で泣きそうになる宮川を横目に、手越は「兄貴が近くにいるっていうのを本当に感動して、念願の今日だった」と明かした。さらに「たまたま祭り(のロケ)班と一緒になったのも…」と続けると、内村も「縁でしょうね」とうなずいた。

 宮川への思いを語る手越の熱意にほだされ、内村は1人乗り、手越と宮川が2人乗りでレースに挑戦した。