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 タレントの榊原郁恵(65)が12日、テレビ朝日の特番「人生劇場!運命の2択」(後1・30)に出演。2年前の2022年11月28日に61歳の若さで亡くなった俳優の夫、渡辺徹さんについて今も後悔していることを明かした。

 お笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太(47)が番組MCを務め、様々な人生を「運命の2択」から掘り下げるヒューマンバラエティー特番。榊原はスタジオ出演して夫との思い出について語った。

 そのなかで、榊原は今でも後悔していることがあるという。それは徹さんが体調を悪くした2022年11月19日のこと。当時、榊原は舞台出演中で、午後11時過ぎに帰宅したところ、たまたま実家に戻ってきていた次男の俳優・渡辺拓弥から「お父さん、ちょっと熱が出ちゃったから、お母さんに迷惑かけちゃうといけないから、寝室別にするって和室で寝てるよ」と声をかけられたのだという。

 舞台中ということで、もしも風邪がうつって寝込んだ場合、関係者に迷惑をかけてしまう。そう思った榊原は夫が寝ている和室には行かず、普段は夫と一緒に寝ている部屋へ一人で入って就寝。だが、徹さんは翌20日に緊急入院し、わずか8日後の同28日に敗血症のため61歳の若さで亡くなってしまった。

 結婚当初から寝室は夫婦同室だった二人。それが夫婦円満の秘訣の一つであり、榊原のこだわりでもあった。

 「いろんなことがあったけれど、(それでも寝室は)一緒だったのに、なぜあの時だけ…。渡辺の気遣いで、舞台中の私に対しての気遣いで、寝室を別にして。その時の様子を見てあげてたら。“苦しいの?”“氷枕でも持って来ようか?”って。そういう会話のやりとりだってあったはずなのにっていうのが。これねぇ…。こればっかりはねぇ…。最後と思ってないので…そういう…はい…」

 そう言って、今も後悔する思いを明かした榊原。2人はドラマでの共演を機に1987年に結婚。芸能界でも屈指のおしどり夫婦として知られたが、突然訪れた永遠の別れだった。