竹下幸之介©All Elite Wrestling

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 AEWのPPV「レッスルドリーム」(ワシントン州タコマ)が12日(日本時間13日)に行われ、KONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介=29)が新インターナショナル王者となった。

 王者ウィル・オスプレイ(31)、もう一人の挑戦者リコシェ(36)との3WAY王座戦は、超ハイレベルな攻防の連続となった。オスプレイをラリアートで吹き飛ばした竹下は、リコシェにブルーサンダーを発射。2人がかりで攻められてもエルボーパットを外してエルボーで反撃に転じた。

 3者の思惑が交錯する中、竹下はリコシェをかついでオスプレイとのダブルインパクトを敢行。着地したリコシェ、さらにはオスプレイのジャーマンを連続で浴びてしまうが、リバースフランケンの応酬を繰り広げていた2人をまとめてジャーマンで投げ飛ばす。

 さらに竹下はリコシェがオスプレイにシューティングスタープレスを決めたところにワガママ(膝蹴り)を発射。場外テーブル上への人でなしドライバーをさく裂させてリコシェを戦闘不能に追い込んだ。

 リングに戻った瞬間にオスプレイのヒドゥンブレードを連発され窮地に陥った竹下だったが、どこからともなく現れたドン・キャリスが場外からレフェリーの足をひいてカウントを妨害する。怒りのオスプレイがキャリスにタイガードライバーを狙おうとしたところで、さらに「ユナイテッド・エンパイア」時代からの盟友で現ドン・キャリス・ファミリーのカイル・フレッチャーが登場。決別のドライバー攻撃でオスプレイをKOした。

 セコンドの介入によって大混乱となったリング上で、竹下は無情なるワガママをオスプレイに叩き込む。強引にリングに戻されたレフェリーが3カウントを叩きついに決着。世界的ハイフライヤー2人を相手にした3WAY戦を制し、竹下がAEWで初のタイトル奪取に成功した。