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別府市の長野市長は新湯治・ウェルネス事業の拠点施設を扇山の市有地に整備する考えを明らかにしました。

【写真を見る】別府市の新湯治・ウェルネス事業 拠点施設を扇山に建設する方針 大分

(糸永記者)「事業の予定地です。扇山のふもとにはゴルフ場があります。春には火祭りが開催されることで知られています」

別府市は温泉の効能を科学的に示し、新たな観光需要を掘り起こす新湯治・ウェルネス事業の実現を目指しています。

長野市長は10日会見を開き、事業の拠点となる施設を扇山の市有地に整備する方針を明らかにしました。計画では4ヘクタールの敷地に市民や観光客向けの温浴施設、それに温浴が腸内細菌に与える影響を研究する施設などが設置されます。

この事業は温泉の枯渇を懸念して反対が相次いだ「ブルーラグーン構想」に代わって打ち出したものです。長野市長は、今回新たな掘削はせずに付近の泉源を使用するとしています。

(長野市長)「1つ大きいのは場所の問題があった。同じ問題を引きずってここに来ているわけでなくて、その問題は一旦立ち止まってストップをしてみなさんの不安を解消したうえで進めている。大方のみなさんには納得いただけると思う」

別府市は事業の基本計画を策定するための予算案を12月議会に提出することにしています。