前川清(2019年3月撮影)

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「日本作曲家協会音楽祭 2024」(協力・日刊スポーツ新聞社)が7日、東京・北区の北とぴあで開催された。

歌謡界をリードする歌手に贈られる特別選奨を受賞した前川清は「せめて今夜だけは」を、長山洋子は「捨てられて」の代表曲をそれぞれ歌唱した。

前川は「うれしいのと少し恥ずかしいのと…。55年歌ってきましたが、また頑張ろうと思います」。長山も「すてきな賞をいただけると励みになります」と感謝の言葉を続けた。

ベストカラオケ賞は松原健之の「金沢望郷歌」。「この歌は19年前のデビュー曲です。(曲の舞台である)石川・能登の皆さんが地震と大雨の被害で大変な思いをしています。寄りそっていきたい」と思いを語った。震災後の輪島や珠洲を訪れている。「これから何回も被災地を訪れたい」と決意を語った。

ベストパフォーマンス賞は藤井香愛の「純情レボリューション」。真っ黒のセクシーなロングドレスで「曲タイトルにある『レボリューション』は『革命』の意味。今はSNSなどを通じて音楽を耳で聞くだけでなく目で見ても楽しむ時代。耳でも目でも楽しんでもらえるように、そして音楽業界に革命を起こせるように頑張っていきます」。

ロングヒット賞は澤田知可子の「会いたい」。同曲は泣ける歌として知られる。「涙は心の処方箋。歌をセラピーにしようと、この曲を積極的に歌ってきました」と“涙活の勧め”について語った。

奨励賞は梅谷心愛、城南海、寺本圭佑、原田波人の4人。

この日の模様はBSテレ東で11月4日午後5時から放送予定。